Barry's Tea
アイルランドは国民一人当たりの紅茶消費量が世界一というのをご存知ですか?
紅茶というと英国のイメージが強いかもしれませんが、アイルランドの人たちはカフェで、パブで、自宅でと本当によく紅茶を飲みます。
藤風もアイルランドに来てからというものの、紅茶を飲む量はかなり増えました。
前回のブログで朝ごはんを紹介させていただきましたが、朝Muesliと一緒にいただくのも紅茶です。
そして、藤風がこよなく愛しているのが1901年にCorkで創業したBarry's Teaです。
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Barry's Teaはインド・ケニア・ルワンダ産の茶葉をブレンドして作られています。
香りがよく、渋みがないのが特徴です。
ティーバッグとは思えない深い味わいです。後味も爽やかですよ。
ティーバッグをぽんとマグカップやティーポットに入れて熱湯を注ぐだけで、本格的な紅茶をいただけます。この手軽さが、アイルランド人の紅茶の消費量につながっているのでしょうね。
アイルランドの人たちはアイルランド産ということに誇りを持っていると感じることがよくあります。
自分の国・自分の町で生まれた美味しい紅茶を毎日味わうなんて最高の贅沢ですね。
藤風も、CorkでBarry's Teaを毎日いただけることに感謝しつつ、朝から晩まで何杯も飲んでます。
藤風
紅茶というと英国のイメージが強いかもしれませんが、アイルランドの人たちはカフェで、パブで、自宅でと本当によく紅茶を飲みます。
藤風もアイルランドに来てからというものの、紅茶を飲む量はかなり増えました。
前回のブログで朝ごはんを紹介させていただきましたが、朝Muesliと一緒にいただくのも紅茶です。
そして、藤風がこよなく愛しているのが1901年にCorkで創業したBarry's Teaです。
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Barry's Teaはインド・ケニア・ルワンダ産の茶葉をブレンドして作られています。
香りがよく、渋みがないのが特徴です。
ティーバッグとは思えない深い味わいです。後味も爽やかですよ。
ティーバッグをぽんとマグカップやティーポットに入れて熱湯を注ぐだけで、本格的な紅茶をいただけます。この手軽さが、アイルランド人の紅茶の消費量につながっているのでしょうね。
アイルランドの人たちはアイルランド産ということに誇りを持っていると感じることがよくあります。
自分の国・自分の町で生まれた美味しい紅茶を毎日味わうなんて最高の贅沢ですね。
藤風も、CorkでBarry's Teaを毎日いただけることに感謝しつつ、朝から晩まで何杯も飲んでます。
藤風
冬こそ荒涼とした寂しい地の果てへ行ってみては
天気が良い日ばかり選んで写真を撮ってアイルランドのガイドブックを作って売れば、それは詐欺。なんていうほどに、アイルランドの天気は変わりやすく、特に冬は雨が多く、日も短いので、暗い、陰鬱な風景にもこと欠きません。「そんなの嫌だ」「お前は根が暗いな」等々、色々な考え方もあるでしょうが、せっかくのアイルランドで一冬を過ごすのでしたら、たまにはそんな体験も。なんて、したくなくてもできてしまうこともありますけど。

これは2月のディングル半島です。それも結構はずれたところで、人も車もめったに通らないし、家もないし、それで夕暮れ時ですから、浸るのには満点。しかし羊というのは、そんな所で暮らしていようと何だろうと、何ら意に介さず、いつもマイペースにひたすらと草を食んでいます。今さらのように、大した連中だなあと感服。
これはこれで一つの絵になります。そんな自分だけの風景を探しに、冬のアイルランドをさまよってみるのはいかがですか。そして、日も暮れて、やっと町に戻った時に迎えてくれるパブの暖炉と温かいスープが、あるいはお酒が、この世のものとは思えないほど有難く、そしておいしく感じることでしょう。
鵜飼

これは2月のディングル半島です。それも結構はずれたところで、人も車もめったに通らないし、家もないし、それで夕暮れ時ですから、浸るのには満点。しかし羊というのは、そんな所で暮らしていようと何だろうと、何ら意に介さず、いつもマイペースにひたすらと草を食んでいます。今さらのように、大した連中だなあと感服。
これはこれで一つの絵になります。そんな自分だけの風景を探しに、冬のアイルランドをさまよってみるのはいかがですか。そして、日も暮れて、やっと町に戻った時に迎えてくれるパブの暖炉と温かいスープが、あるいはお酒が、この世のものとは思えないほど有難く、そしておいしく感じることでしょう。
鵜飼
桜が咲いています

タイトルどおり、コークではちらほらと桜が咲き始めています!
ダブリンやゴールウェイに比べると、やはり南に位置するコークですので、暖かいんですね。それにしても早いという気はしますが…
でも桜の気持ちも分かるほど、最近は以前に比べて暖かい日が続いています。今週も平均して、最高気温が10℃前後、最低気温が2から6℃と、過ごしやすいです。
雨もあまり降らない日が続いているので(もちろんシャワーはありますが)、ここは本当にアイルランドか?と思ってしまうほど

マフラーを巻いて歩いていると、私は熱くなってきちゃいます。
何たって半袖のお兄さんも見る今日この頃…とはいえ真冬でもパブでは時々半袖のお兄さんを見るので珍しくないですが。
また寒が戻ることもあるのかと思いますが、このまま徐々に暖かくなっていってくれれば嬉しいものです。
こちらに来られる方のために、これからも気候の変化は時々お知らせしていきたいです。
(需要ありますか?)

大杜
ヒースロー空港にて

私は22時10分発のコーク行を待っていたのですが、遅れで23時15分になると出ていて、まだどのゲートになるかもわかりません。この時点でこんな表示だったので、この23時15分もどうせ駄目だろうと思っていましたが、実際、飛び立ったのは0時を回っていました。まあ、しょっちゅう、とまでは言いませんが、そんなに珍しいことでもありません。
日本からアイルランドにいらっしゃる方ですと、どうしても遅い時間の到着になるケースもありますし、アイルランドからちょっとロンドンに遊びに行く留学生の方も、せっかくなら目いっぱい遊ぼうということで、遅い便で戻る場合もあるでしょう。それに、遅い便の方が運賃が安かったりもします。しかし、それでこんなに遅れては、かないませんね。アイルランドで出迎えを頼んでいる人も、自力でホームステイ先に行く人も、そしてバスでアパートへ帰るつもりの人も、この遅れは非常に困ります。困るだけではなく、特に初めてのアイルランドで、その上英語も不十分だったりすると、不安で泣きたくなるかもしれません。
他の乗客は、というと、皆、一様に落ち着いています。というか、仕方ないと諦めているのでしょうか。さすがに疲れきった表情の人はパラパラ見られますが、バーでビールを飲みながら談笑している人たちもいて、結構和やかな雰囲気だったりもします。日本のように、係員に「一体いつ出るのか」と詰め寄るような人には、あまりお目にかかりません。極端に言うと、交通機関など遅れることがあって当然と思う人たちと、正確に運行されて当然と思う人たち、というぐらいに、日本とは差があると感じます。
いくら焦ってもわめいても泣いても、なるようにしかならないのですから、とりあえず、旅支度の際には、こういう場合の対策も。連絡先や連絡方法を確認しておくこと、最悪の場合の宿の取り方を調べておくこと、空港で暇つぶしができる本などの持ち物を用意しておくこと、などなどですかね。
鵜飼
Muesli

皆様、朝ごはんは何を食べていらっしゃいますか?
トースト?朝からしっかり和食?コーヒーだけ?全く無し?
年中・一日中食欲旺盛な藤風は、朝ごはんもしっかりいただきます。
アイルランドに来てから、すっかりはまっているのがMuesli(ミュ-ズリ-)です

Muesliとは、オート麦・ドライフルーツ・ナッツを混ぜ合わせたシリアルのことです

これに新鮮なフルーツを合わせてヨーグルトと一緒にいただくのが藤風流です。
Muesliは、オート麦が入っているので食べ応えがあります。
とってもおいしいのでぜひぜひお試しくださいませ

藤風の朝は、このMuesliとおいしい紅茶で始まります

朝ごはんが楽しみだと、目覚めも良好です

藤風
南北ボーダーの存在
日本にいると、今はとにかく円高で、ユーロもポンドもドルもウォンもみんな安くなった、というのが、現在の実感でしょう。これがアイルランドで生活していると、ユーロに対するイギリスポンドの強い・弱いが、色々な所でかなり影響しているのを実感するはずです。そして今は、ユーロから見て、記録的な「ポンド安」です。
フランスやドイツでも、ポンドとユーロのレートを気にしている人は沢山いるでしょうが、アイルランドはより身近。というのも、アイルランドはイギリスポンドを使っている地域(北アイルランド)と、陸続きだからです。建前上というか、アイルランドの憲法では、アイルランド島は一つの国なのですが、これは建前であって、実際は陸路、ボーダーを越えると、法律が変わり、通貨が変わり、明らかに別の国になります。アイルランド島は日本の北海道と大体同じ面積で、アイルランド共和国はそれよりさらに小さい面積の国家ではありますが、アイルランドでは、日本では味わえない、陸路でのボーダー越えが体験できます。
2008年の年末は、ダブリンとベルファーストの間の、北アイルランドに入って最初にある街、ニューリー(Newry)が、共和国からの買い物客で大賑わいだったそうです。ダブリンあたりからガソリン代を使って出かけても、まとめ買いをすれば、北(ポンド圏)で買い物をするとかなり節約になるからです。ニューリーなんて聞いたこともない人が殆どでしょうが、ボーダーのすぐ北に位置する街で、紛争が激しかった頃には、それなりにニュースでよく聞く地名ではありました。人口は2万を超えるので、アイルランドの水準では中規模な町です。右の写真は、2006年12月のニチアイ・北アイルランドツアーの帰りに、お茶休憩でこの街に立ち止まった時の写真なのですが、もう日が暮れていて、こんな写真しか撮れませんでした。不景気の今ですが、ニューリーの商店は、クリスマスショッピングで大儲けして、今頃ホクホク気分の所が多いことでしょう。しかし、逆にポンドが強い時は、地元の人がニューリーで買い物せず、ボーダーを超えて共和国に買い物に行ってしまい、苦しかった筈です。ボーダー付近に住む人々にとって、為替レートは日々の生活に深刻に影響する問題です。
アイルランドの南北ボーダーがどうなっているかというと、その昔、北で紛争が頻発していた頃は、ごく一部の道路を除いて車の通り抜けはできず、車で越えられるボーダーには、必ず軍や警察の検問ポイントがありました。さらに、EU域内の関税が廃止される以前は、イミグレーションこそなかったものの、税関があったのです。しかし、南北和平とEU統合が進展した今、ドライブしていても、何事もなく、多くの人は、殆ど何も気づかないうちにボーダーを越えてしまっています。
それでも、注意深く道路を見ていると、ここがボーダーだ!というのは、ちゃんとわかります。
フランスやドイツでも、ポンドとユーロのレートを気にしている人は沢山いるでしょうが、アイルランドはより身近。というのも、アイルランドはイギリスポンドを使っている地域(北アイルランド)と、陸続きだからです。建前上というか、アイルランドの憲法では、アイルランド島は一つの国なのですが、これは建前であって、実際は陸路、ボーダーを越えると、法律が変わり、通貨が変わり、明らかに別の国になります。アイルランド島は日本の北海道と大体同じ面積で、アイルランド共和国はそれよりさらに小さい面積の国家ではありますが、アイルランドでは、日本では味わえない、陸路でのボーダー越えが体験できます。

アイルランドの南北ボーダーがどうなっているかというと、その昔、北で紛争が頻発していた頃は、ごく一部の道路を除いて車の通り抜けはできず、車で越えられるボーダーには、必ず軍や警察の検問ポイントがありました。さらに、EU域内の関税が廃止される以前は、イミグレーションこそなかったものの、税関があったのです。しかし、南北和平とEU統合が進展した今、ドライブしていても、何事もなく、多くの人は、殆ど何も気づかないうちにボーダーを越えてしまっています。
それでも、注意深く道路を見ていると、ここがボーダーだ!というのは、ちゃんとわかります。
Irish Coffee
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寒い日が続きますが、皆様風邪など引かれていませんか

外はビュービュー風が吹いているそんな寒い日に、お家でのんびり暖かい飲み物を飲みながらゆっくりするなんて、最高の贅沢ですね

藤風が最近パブで紅茶やコーヒーの代わりに注文するのがアイリッシュ・コーヒーです

アイリッシュ・コーヒーとはホットコーヒーにお砂糖・アイリッシュウイスキーを加えて、最後に生クリームをトッピングした飲みものです

寒い日のアイリッシュ・コーヒー最高です

冒頭の話に戻りますが、カフェやパブでお茶をするのも大好きな藤風ですが、もちろん自宅でのんびりお茶を飲むのも大好きです

さて、そんな時にとても便利な商品があります。
その名はHOT IRISHMAN

ボトルの中にアイリッシュウィスキー・コロンビアコーヒー・ブラウンシュガーがブレンドされています。
このHOT IRISHMANをグラスの4分の1まで入れて、熱湯を注ぎかき混ぜます。
後は軽くあわ立てたホイップクリームをのせれば出来上がりです

とっても気軽にアイリッシュ・コーヒーが楽しめますよ

当社オフィスにもミニボトルの在庫がございます。
数に限りがございますので、ご興味を持たれた方はぜひお早めにお試しくださいませ

藤風
アイルランドで日本芸術
先日、友達に会いにダブリンに行ってまいりました。目的はもうひとつ、ダブリンのナショナルミュージアムに展示されていると言うアジア美術を見に行くためです。
ナショナルミュージアムHPはこちら。

ナショナルミュージアムは全部で4箇所あるのですが、この展示がしてあるのは Decorative Arts & History (Collins Barracks Benburb Street Dublin 7)です。すごく広い敷地で、多分全部まわりきれませんでした。
基本はアイルランドの歴史や工芸品、家具に関わる展示が多く、アイルランド独立に関するエキシビジョンもありました。
この中の一角でアジア芸術のコレクションが置かれているのですが、これはMr. Albert Benderというアイルランド人のコレクションだそうです。もっとも彼は一度も日本に行ったことはないそうですが…。ラフカディオ=ハーンと言い、日本とアイルランドは遠い遠い国のように見えて、意外な繋がりがありますね。
パンフレット。↓

展示品は、日本のものだけではなく、チベットや中国の絵画もありました。日本の浮世絵がずらっと並んでいて、それを見たダブリナーズは「すごくデフォルメされてるね」と言いつつ興味深そうに見ていました。
気になったのは、明らかに江戸時代くらいの格好をしている少年の、「聖徳太子」という名前の置物が展示されていたこと…うーん。笑
うっかり熱中して見ていたので写真を撮り忘れましたが、詳しくはぜひ皆さん訪れて見てみて下さいね。
大杜
ナショナルミュージアムHPはこちら。

ナショナルミュージアムは全部で4箇所あるのですが、この展示がしてあるのは Decorative Arts & History (Collins Barracks Benburb Street Dublin 7)です。すごく広い敷地で、多分全部まわりきれませんでした。
基本はアイルランドの歴史や工芸品、家具に関わる展示が多く、アイルランド独立に関するエキシビジョンもありました。
この中の一角でアジア芸術のコレクションが置かれているのですが、これはMr. Albert Benderというアイルランド人のコレクションだそうです。もっとも彼は一度も日本に行ったことはないそうですが…。ラフカディオ=ハーンと言い、日本とアイルランドは遠い遠い国のように見えて、意外な繋がりがありますね。
パンフレット。↓

展示品は、日本のものだけではなく、チベットや中国の絵画もありました。日本の浮世絵がずらっと並んでいて、それを見たダブリナーズは「すごくデフォルメされてるね」と言いつつ興味深そうに見ていました。
気になったのは、明らかに江戸時代くらいの格好をしている少年の、「聖徳太子」という名前の置物が展示されていたこと…うーん。笑
うっかり熱中して見ていたので写真を撮り忘れましたが、詳しくはぜひ皆さん訪れて見てみて下さいね。
大杜
アイリッシュ・ファームハウス・チーズ
アイルランドで是非お試しいただきたいのが、ファームハウスチーズ。もともと農牧の盛んなアイルランドは、乳製品の質には定評があります。大工場で生産されているアイリッシュ・チーズは、国内外で大量消費されていますし、勿論、アイルランド国内のスーパーで廉価で買うことができます。
けれども、ちょっと値は張るけれども、時には、いやお金があれば毎日でも食べてみたいのは、ファームハウス・チーズと呼ばれる、いわば手作りチーズです。酪農農家が自分の所で採れるミルクを使って少量生産しているようなものもあれば、ミルクは近郊の農家から仕入れてチーズ作りに専念している所もあり、また、当初は小規模で始めたけれども人気が出て段々大量生産するようになり、もはや手作りとは言えないかも、という微妙なものもありますが、とにかく思った以上に多くの銘柄があります。種類もかなり多く、アオカビのブルーチーズもあれば、ソフトなカマンベールもあれば、においのかなりきついウォッシュタイプもあり、また牛だけでなく、山羊や羊のミルクを使ったものもあります。

上の写真は、そんな数あるファームハウス・チーズの中でも、特に個性的な、ミリーンズ・チーズの工場です。工場、という言葉にも違和感を覚えるほどに小さな生産施設です。ウェストコークのベーラ半島の小さな村の、そのまたはずれの人里離れた一軒家が、そこです。知らなければまずたどりつけません。やっとたどりつくと、一見ごく普通の家で、観光客を受け入れる施設など、もとよりありませんし、本当にここが、というような感じですが、別棟の小さな建物から、チーズの香りがしてきます。外から見ると、こんな感じで、この時はたまたま仕事をしている従業員が一人いましたが、いつもフル稼働というわけではありません。
ミリーンズのオーナー、スティール夫妻は、実はダブリン出身のインテリであり、確固たる信念を持って、少量生産を貫いています。ニチアイは以前にビジネスでのおつきあいがあったこともあり、最近もニチアイ・ツアーでこの方面に行った時には、参加者の希望があれば、ちょっと寄ってみています。突然の訪問は迷惑かもしれないとは思うのですが、その代わり、いつもいるという保証はありません。実際、不在だったこともあります。しかし、どなたかがいらっしゃれば、快く迎え入れてくれます。そして、その時には出来立てのチーズを頒けてもらってきます。チーズは生き物で、段々とカビが繁殖してきつい味になるので、出来立てのチーズは案外と薄味。あのミリーンズならではのきついにおいを味わうには、それから半月?1ヶ月ぐらい置いておくといいですし、きついにおいのチーズが苦手な人なら、すぐに食べれば新鮮でまろやかな味を楽しむことができます。
手作りのファームハウス・チーズは、一つ一つ味が違うし、同じチーズでも、種類によってはカビの増殖具合で味がかなり変わるので、その変化と深みにはまると、もうやめられません。アイルランドにはこういったファームハウスチーズがどれぐらいあるのかというと、正確な数はわかりませんが、100近くあるのではないでしょうか。 アイリッシュ・ファームハウス・チーズメーカーズ・アソシエーションという団体があり、そのサイトでは今現在、44のメーカーが紹介されていますが、とにかく手作りチーズを作っている人には個性的な人も多く、こういう団体に入らず独自路線を貫いている人も結構いるようです。例えば、リムリックの土曜日のマーケットに行くとたいがいいる、クレアのバレンにあるキルシャニー・チーズなど、もう多分20年以上、こうして毎週土曜にリムリックのマーケットでチーズを売っていると思いますが、このチーズ屋さんは、昔も今もメンバーリストにありません。そういうメーカーも結構あるので、多分正確な実数はわからないと思います。
入手方法ですが、一部はテスコなどの大手スーパーでも買えます。でもやはりそれは一部であり、テスコに入っているぐらいですから、それなりの生産量がある所です。あとは、専門店やマーケットをこまめに見て回ると、少しずつ入手できると思います。本当に生産量が少ない所だと、小さな国アイルランドの、そのまたごく一部の地域でしか売られていなかったりもします。アイルランドに長年暮らしていても、よほど注意していないと、買うチャンスに恵まれるのは、ごく一部。逆に言えば、そういう発見の楽しみも尽きないと言えます。
鵜飼
けれども、ちょっと値は張るけれども、時には、いやお金があれば毎日でも食べてみたいのは、ファームハウス・チーズと呼ばれる、いわば手作りチーズです。酪農農家が自分の所で採れるミルクを使って少量生産しているようなものもあれば、ミルクは近郊の農家から仕入れてチーズ作りに専念している所もあり、また、当初は小規模で始めたけれども人気が出て段々大量生産するようになり、もはや手作りとは言えないかも、という微妙なものもありますが、とにかく思った以上に多くの銘柄があります。種類もかなり多く、アオカビのブルーチーズもあれば、ソフトなカマンベールもあれば、においのかなりきついウォッシュタイプもあり、また牛だけでなく、山羊や羊のミルクを使ったものもあります。

上の写真は、そんな数あるファームハウス・チーズの中でも、特に個性的な、ミリーンズ・チーズの工場です。工場、という言葉にも違和感を覚えるほどに小さな生産施設です。ウェストコークのベーラ半島の小さな村の、そのまたはずれの人里離れた一軒家が、そこです。知らなければまずたどりつけません。やっとたどりつくと、一見ごく普通の家で、観光客を受け入れる施設など、もとよりありませんし、本当にここが、というような感じですが、別棟の小さな建物から、チーズの香りがしてきます。外から見ると、こんな感じで、この時はたまたま仕事をしている従業員が一人いましたが、いつもフル稼働というわけではありません。
ミリーンズのオーナー、スティール夫妻は、実はダブリン出身のインテリであり、確固たる信念を持って、少量生産を貫いています。ニチアイは以前にビジネスでのおつきあいがあったこともあり、最近もニチアイ・ツアーでこの方面に行った時には、参加者の希望があれば、ちょっと寄ってみています。突然の訪問は迷惑かもしれないとは思うのですが、その代わり、いつもいるという保証はありません。実際、不在だったこともあります。しかし、どなたかがいらっしゃれば、快く迎え入れてくれます。そして、その時には出来立てのチーズを頒けてもらってきます。チーズは生き物で、段々とカビが繁殖してきつい味になるので、出来立てのチーズは案外と薄味。あのミリーンズならではのきついにおいを味わうには、それから半月?1ヶ月ぐらい置いておくといいですし、きついにおいのチーズが苦手な人なら、すぐに食べれば新鮮でまろやかな味を楽しむことができます。
手作りのファームハウス・チーズは、一つ一つ味が違うし、同じチーズでも、種類によってはカビの増殖具合で味がかなり変わるので、その変化と深みにはまると、もうやめられません。アイルランドにはこういったファームハウスチーズがどれぐらいあるのかというと、正確な数はわかりませんが、100近くあるのではないでしょうか。 アイリッシュ・ファームハウス・チーズメーカーズ・アソシエーションという団体があり、そのサイトでは今現在、44のメーカーが紹介されていますが、とにかく手作りチーズを作っている人には個性的な人も多く、こういう団体に入らず独自路線を貫いている人も結構いるようです。例えば、リムリックの土曜日のマーケットに行くとたいがいいる、クレアのバレンにあるキルシャニー・チーズなど、もう多分20年以上、こうして毎週土曜にリムリックのマーケットでチーズを売っていると思いますが、このチーズ屋さんは、昔も今もメンバーリストにありません。そういうメーカーも結構あるので、多分正確な実数はわからないと思います。
入手方法ですが、一部はテスコなどの大手スーパーでも買えます。でもやはりそれは一部であり、テスコに入っているぐらいですから、それなりの生産量がある所です。あとは、専門店やマーケットをこまめに見て回ると、少しずつ入手できると思います。本当に生産量が少ない所だと、小さな国アイルランドの、そのまたごく一部の地域でしか売られていなかったりもします。アイルランドに長年暮らしていても、よほど注意していないと、買うチャンスに恵まれるのは、ごく一部。逆に言えば、そういう発見の楽しみも尽きないと言えます。
鵜飼
Wagamama

海外生活が続くと、ふと日本食が恋しくなるものです

コークにある日本食レストランと言えば、Wagamamaです

というかWagamamaしかないと思います

さて、Wagamamaとは、1992年にイギリスに誕生した麺専門店で、世界各国に店舗を広げているチェーン店です

現在イギリス国内に65店舗、イギリス外に37店舗あるそうです

肝心のメニューですが、一例とあげるとこんな感じです・・・
(サイドメニュー)
・海老餃子
・枝豆
・味噌汁
・鳥のから揚げ
(ラーメン)
・チキンラーメン
・唐辛子入りマッシュルームラーメン
・味噌ラーメン
・サーモンラーメン
(鉄板)
・焼きうどん
・焼きそば
(ご飯)
・炒飯
・チキンカツカレー
もちろんアサヒやキリン等の日本のビールも飲めますよ

やっぱり日本人にとっては



藤風は鉄板メニューの最初の料理名に目を奪われました。その名も・・・amai udon
これは、甘めの溜まり醤油で味付けしたうどんを卵・揚げ豆腐・海老・玉ねぎ・ニラ・もやしで炒め和え、ピーナッツ・ライムをトッピングで乗せて、最後にライム汁を麺全体にかけて風味をきかせているお料理だそうです。
具沢山なのに、なぜ『甘いうどん』と名づけたのか興味深々です

ちなみに今回藤風は、キリンビールを飲みながら前菜で海老餃子・枝豆をいただいて、メインは焼きうどん、デザートにチョコレートケーキをいただきました

もちろん日本でいただく味とは違いますが、海外風にアレンジされた日本料理も楽しいですよね。
機会があればぜひ皆様、Wagamamaをご自身で体験されてみてはいかがでしょうか?
藤風