夏至
この写真は、6月22日、午後10時32分に、コークの駅前で撮りました。写真の正面が西の方角です。

カメラは自動的に露出補正が働くので、実際の暗さを忠実に表現するのは難しいですが、大体こんな感じかというレベルに調整してみました。ライトの灯りとのバランスでも想像できるでしょう。
今年の夏至は21日だったのでした。しかし、ご存知と思いますが、夏至の日が一年で一番、夜明けが早くて日没が遅いというわけではありません。今年のコークの場合、このようになっています。
日の出が一番早い → 6月13日?21日 5時14分
日の入が一番遅い → 6月23日?26日 21時58分
そして、夏至の日とその翌日(この写真を撮った日)の日の入は、21時57分でした。
まあいずれにしても、遅いですね。アイルランドはグリニッジ時間を採用していながら、それよりかなり西に寄っているため、もともと夜明けは遅いです。しかも夏時間でそれをさらに1時間、ずらしていますから、緯度が高いにもかかわらず、夜明けの時刻はちっとも早くありません。その分、日没は思いっきり遅いです。参考までに、同じ日の東京は、日の出が4時26分、日の入が19時00分です。
アイルランドの夏の楽しみの一つが、日本では味わえないこの日没の遅さを満喫することです。東京より3時間も遅いです。しかも、緯度が高ければ高いほど、日の入時刻を過ぎても明るさが残っている時間が長いのです。現に、この写真も、日没時刻より35分後に撮っているわけですが、西の空はまだ結構明るいです。東京では日没が19時ちょうどだとして、19時半の空はもう真っ暗でしょう。
皆様も是非、この時期のアイルランドにいらして、明るい夜を実感してみて下さい。
鵜飼

カメラは自動的に露出補正が働くので、実際の暗さを忠実に表現するのは難しいですが、大体こんな感じかというレベルに調整してみました。ライトの灯りとのバランスでも想像できるでしょう。
今年の夏至は21日だったのでした。しかし、ご存知と思いますが、夏至の日が一年で一番、夜明けが早くて日没が遅いというわけではありません。今年のコークの場合、このようになっています。
日の出が一番早い → 6月13日?21日 5時14分
日の入が一番遅い → 6月23日?26日 21時58分
そして、夏至の日とその翌日(この写真を撮った日)の日の入は、21時57分でした。
まあいずれにしても、遅いですね。アイルランドはグリニッジ時間を採用していながら、それよりかなり西に寄っているため、もともと夜明けは遅いです。しかも夏時間でそれをさらに1時間、ずらしていますから、緯度が高いにもかかわらず、夜明けの時刻はちっとも早くありません。その分、日没は思いっきり遅いです。参考までに、同じ日の東京は、日の出が4時26分、日の入が19時00分です。
アイルランドの夏の楽しみの一つが、日本では味わえないこの日没の遅さを満喫することです。東京より3時間も遅いです。しかも、緯度が高ければ高いほど、日の入時刻を過ぎても明るさが残っている時間が長いのです。現に、この写真も、日没時刻より35分後に撮っているわけですが、西の空はまだ結構明るいです。東京では日没が19時ちょうどだとして、19時半の空はもう真っ暗でしょう。
皆様も是非、この時期のアイルランドにいらして、明るい夜を実感してみて下さい。
鵜飼
Schullプラネタリウム
日本でも自然の中に入ってしまえばそうですが、日本よりずっと田舎が多いアイルランドは、星がとても綺麗に見えます。
夜にバスで移動したりしていると、ああバスの天井がガラス張りになっていればいいのに、と思います。
そんなアイルランドで、プラネタリウムを見てきました。
場所は、ウエストコークの小さな町(村!?)Schull。
スカルと読みます。骸骨ではないです。笑

ちょっとサインがボロッとなってますが…
スカルはとても小さな町で、メインストリートが10分足らずで歩き終わってしまいます。でもとっても可愛いところで、ギャラリーがあったりセンスある雑貨屋さんが(町のサイズにしては)目立ったり、お洒落なカフェもあったりで、とっても素敵なところでした。
またニチアイ提携校のAtlantic School of English + Active Leisureがある町でもあります。この学校には、Mind, Body and Spirit Planやレジャーコースとしてアート・クラフトなどが体験できるコースがあるのですが、それも納得。
町から海もすぐ近く、ホリデー用のコテージなどもありました。
スカルのHPはこちら。
http://www.schull.ie/
そんなスカルの中心地から歩いて5分ちょっとのところに、プラネタリウムは位置しています。
Scull Community Collegeの敷地内に位置するプラネタリウムは、なななんと、1989年にアイルランドで設置された初のプラネタリウムだそう。今は、学生の天文部によって主に運営されています。
どんなところかとドキドキして行ってみると…

あら、小さい。笑
さすがスカルサイズです。
中に入ると、「Schull Planetarium」と描かれた手作り感満載のシャツを着たお兄さん(きっと学生)が待っていて、1人5ユーロの入場料を払います。館内には、惑星の資料や写真、このプラネタリウムの歴史などが狭い中にびっしり展示されています。

中に入って開演を待っていると、受け付けのお兄さんが現れました。簡単な挨拶のあと、
「じゃあこれから、簡単な太陽系惑星についてのビデオを上映します。その後、天体図を見ながら、星座について僕が解説していきますね」
…お兄さんが解説するの!?

さすが学生主体、手作り感に気が抜けましたが、これもなんだか味があっていいです。
日本のプラネタリウムだと、寝転がれるような良い椅子に座って、お姉さんの解説にしたがって巡る天体図を見、そこには今解説されている星座の絵なんかが映し出されたりするわけですが、スカルのプラネタリウムでは、お兄さんの素人喋りと、彼の動かすペンライトの光が星座を描き出します。
なんだかこう書くとひどく詰まらなさそうですが、英語での解説と言うこともあり、また自分で星座をイメージしなければならないこともあり、お兄さんの話が終わって気がつくと1時間が経っていました。
なかなか楽しかったです。
観客は、この日は雨だったと言うこともあり私を含め10人ほどでしたが、最後の質問コーナーではいろいろと質問が上がっていました。
プラネタリウムは6月から9月まで、週4回で曜日によって時間が変わるようです。
日程は現地でのご確認をお願いします。
(土曜日は19時から)
カフェやバーに小さなポスターが貼ってあるので、探してください。私はAIB Bankの前の青いカフェ・Jagoe'sの中で見つけました。
(このカフェ、手作りのスイーツが本当に美味しくて感動しました。是非こちらも行ってみてください!)
■スカルHPのプラネタリウム案内
http://www.schull.ie/guide/planetarium.htm
大杜
夜にバスで移動したりしていると、ああバスの天井がガラス張りになっていればいいのに、と思います。
そんなアイルランドで、プラネタリウムを見てきました。
場所は、ウエストコークの小さな町(村!?)Schull。
スカルと読みます。骸骨ではないです。笑

ちょっとサインがボロッとなってますが…

スカルはとても小さな町で、メインストリートが10分足らずで歩き終わってしまいます。でもとっても可愛いところで、ギャラリーがあったりセンスある雑貨屋さんが(町のサイズにしては)目立ったり、お洒落なカフェもあったりで、とっても素敵なところでした。
またニチアイ提携校のAtlantic School of English + Active Leisureがある町でもあります。この学校には、Mind, Body and Spirit Planやレジャーコースとしてアート・クラフトなどが体験できるコースがあるのですが、それも納得。
町から海もすぐ近く、ホリデー用のコテージなどもありました。
スカルのHPはこちら。
http://www.schull.ie/
そんなスカルの中心地から歩いて5分ちょっとのところに、プラネタリウムは位置しています。
Scull Community Collegeの敷地内に位置するプラネタリウムは、なななんと、1989年にアイルランドで設置された初のプラネタリウムだそう。今は、学生の天文部によって主に運営されています。
どんなところかとドキドキして行ってみると…

あら、小さい。笑
さすがスカルサイズです。
中に入ると、「Schull Planetarium」と描かれた手作り感満載のシャツを着たお兄さん(きっと学生)が待っていて、1人5ユーロの入場料を払います。館内には、惑星の資料や写真、このプラネタリウムの歴史などが狭い中にびっしり展示されています。

中に入って開演を待っていると、受け付けのお兄さんが現れました。簡単な挨拶のあと、
「じゃあこれから、簡単な太陽系惑星についてのビデオを上映します。その後、天体図を見ながら、星座について僕が解説していきますね」
…お兄さんが解説するの!?


さすが学生主体、手作り感に気が抜けましたが、これもなんだか味があっていいです。
日本のプラネタリウムだと、寝転がれるような良い椅子に座って、お姉さんの解説にしたがって巡る天体図を見、そこには今解説されている星座の絵なんかが映し出されたりするわけですが、スカルのプラネタリウムでは、お兄さんの素人喋りと、彼の動かすペンライトの光が星座を描き出します。
なんだかこう書くとひどく詰まらなさそうですが、英語での解説と言うこともあり、また自分で星座をイメージしなければならないこともあり、お兄さんの話が終わって気がつくと1時間が経っていました。
なかなか楽しかったです。
観客は、この日は雨だったと言うこともあり私を含め10人ほどでしたが、最後の質問コーナーではいろいろと質問が上がっていました。
プラネタリウムは6月から9月まで、週4回で曜日によって時間が変わるようです。
日程は現地でのご確認をお願いします。
(土曜日は19時から)
カフェやバーに小さなポスターが貼ってあるので、探してください。私はAIB Bankの前の青いカフェ・Jagoe'sの中で見つけました。
(このカフェ、手作りのスイーツが本当に美味しくて感動しました。是非こちらも行ってみてください!)
■スカルHPのプラネタリウム案内
http://www.schull.ie/guide/planetarium.htm
大杜
ケントステーション・コーク
コークに列車で行くのですが、ケント(Kent)ステーションで降りればいいのでしょうか、なんて、時々聞かれます。地元の人なら誰でも知っているこういった事も、初めてだとさっぱりわかりませんね。あまり詳しく説明してあるサイトもないようですし。答えは、YESです。というよりも、コーク市内には現在のところ、鉄道の駅は、ただ一つしかありません。

一つしかないのなら、素直にコークステーションと言ったらわかりやすいのに、と言いたいのは山々なのですが、こういったこと一つにも歴史が絡みます。つまり、その昔はコーク市内に複数の鉄道駅があったのだそうです。それらは路線ともども大昔に廃止されてしまいました。例えば、今、ジュリースホテルがある場所も、昔は駅(Western Road Station)だったそうで、ブラーニー方面などへの鉄道のターミナルだったそうです。もっと中心部の市庁舎に近い所にも、Cork Albert Quay Station があったそうですが、今は全く面影がありません。
日本なら、東京に東京駅が、大阪に大阪駅が、当然のようにあります。しかしヨーロッパの場合、例えばロンドンにロンドン駅、パリにパリ駅は、ありません。巨大都市ロンドンでは、ロンドン駅などと言っても特定できず、ロンドンのどの駅かを言わないといけません。ヴィクトリア、ユーストン、パディントン、ウォータールーなど、ロンドンには10以上のターミナルがあります。しかしヨーロッパでも、ドイツやオランダなどは、大都市でも中央駅があるのが普通なので、東京に東京駅があってもおかしくはないでしょう。確かに、既に新宿や品川にいる人が「東京に行く」ということ自体が変といえば変なのですが・・・
それはともかくとして、アイルランドで複数のターミナル駅があるのは、ダブリンとベルファーストだけです。あとは、コーク、リムリック、ゴールウェイ、ウォーターフォードなど、いずれも鉄道の駅は一つしかありません。駅への道を尋ねる時は、「Railway Station」で聞けば十分です。けれども、コーク同様に、各都市の駅は、ちゃんと名前を持っています。リムリックは Colbert、ゴールウェイは Ceannt、ウォーターフォードは Plunkett、そしてスライゴのような小さな町でも、Mac Diarmada Station という呼び名があるのだそうです。
これらのうち、しいて気をつける所といえば、リムリックでしょうか。

リムリックの近くには、Limerick Junction という駅(上の写真)があるのですが、ここは、ダブリン?コーク間の本線から、リムリックへ行く支線への乗換駅です。駅名に Limerick がつくものの、実際はリムリックの市内どころか、カウンティーにも入らず、隣のティペラリー州にある駅で、リムリック駅とは35キロも離れています。駅前には店の一つもなく、駅の周囲には見事に何もなく、さながら乗り換え専用駅といった感じです。リムリックに行く人が、間違えてここで降りてしまい、うろうろしている間に乗り換えの列車が行ってしまったら、しばし呆然とせざるを得ないこと、間違いありません。
鵜飼

一つしかないのなら、素直にコークステーションと言ったらわかりやすいのに、と言いたいのは山々なのですが、こういったこと一つにも歴史が絡みます。つまり、その昔はコーク市内に複数の鉄道駅があったのだそうです。それらは路線ともども大昔に廃止されてしまいました。例えば、今、ジュリースホテルがある場所も、昔は駅(Western Road Station)だったそうで、ブラーニー方面などへの鉄道のターミナルだったそうです。もっと中心部の市庁舎に近い所にも、Cork Albert Quay Station があったそうですが、今は全く面影がありません。
日本なら、東京に東京駅が、大阪に大阪駅が、当然のようにあります。しかしヨーロッパの場合、例えばロンドンにロンドン駅、パリにパリ駅は、ありません。巨大都市ロンドンでは、ロンドン駅などと言っても特定できず、ロンドンのどの駅かを言わないといけません。ヴィクトリア、ユーストン、パディントン、ウォータールーなど、ロンドンには10以上のターミナルがあります。しかしヨーロッパでも、ドイツやオランダなどは、大都市でも中央駅があるのが普通なので、東京に東京駅があってもおかしくはないでしょう。確かに、既に新宿や品川にいる人が「東京に行く」ということ自体が変といえば変なのですが・・・
それはともかくとして、アイルランドで複数のターミナル駅があるのは、ダブリンとベルファーストだけです。あとは、コーク、リムリック、ゴールウェイ、ウォーターフォードなど、いずれも鉄道の駅は一つしかありません。駅への道を尋ねる時は、「Railway Station」で聞けば十分です。けれども、コーク同様に、各都市の駅は、ちゃんと名前を持っています。リムリックは Colbert、ゴールウェイは Ceannt、ウォーターフォードは Plunkett、そしてスライゴのような小さな町でも、Mac Diarmada Station という呼び名があるのだそうです。
これらのうち、しいて気をつける所といえば、リムリックでしょうか。

リムリックの近くには、Limerick Junction という駅(上の写真)があるのですが、ここは、ダブリン?コーク間の本線から、リムリックへ行く支線への乗換駅です。駅名に Limerick がつくものの、実際はリムリックの市内どころか、カウンティーにも入らず、隣のティペラリー州にある駅で、リムリック駅とは35キロも離れています。駅前には店の一つもなく、駅の周囲には見事に何もなく、さながら乗り換え専用駅といった感じです。リムリックに行く人が、間違えてここで降りてしまい、うろうろしている間に乗り換えの列車が行ってしまったら、しばし呆然とせざるを得ないこと、間違いありません。
鵜飼
Ballymaloeの魅力2
今回も、前回に引き続きバリーマルーをご案内します。

今日は料理学校です。
こちらは、ゲストハウスなどがある場所からさらに少し奥にいったところにあります。
学校までの道すがらには、バリーマルー所有のガーデンが見渡す限り広がります。ここでオーガニック野菜を育てているわけですね。
野菜だけではなくて、家畜も育てています。
この写真、奥のほうに豚がいるのが見えるでしょうか。

育てられた野菜等は、レストランやゲストハウス、また料理学校でももちろん利用されます。
ショップでも販売されていました。
学校のレセプションに入ると、そこはチャイルド用の机(お母さんのレッスンが終わるのを待つ用かな?)やベンチなどがあり、とってもモダンな雰囲気。真ん中には、レイチェル・アレンのクッキング用品(販売中)がずらっと並んでいました。
なるほど、ここで料理を学ぶことはお洒落なことでもあるんですね。

さて教室にこっそりお邪魔すると…

先生が立つ教壇…となる大きなキッチンが前にあって、その後ろには大きなミラーが!先生の手元を生徒がしっかり見ることが出来るように配慮されています。
この奥の教室には、生徒も実際に調理することの出来る教室が配置されていました。
お洒落な雰囲気があり、なおかつ機能が重視されていることがよくわかります。
さすが評判の学校ですね。
嫁入り修行に、一度はレッスンを受けてみるのもいいかもしれません。
もちろん男性の方もぜひどうぞ。シェフにならなくても、料理の出来る男はもれなく女性にウケますよ。笑
Ballymaloe Cookery School
■URL: http://www.cookingisfun.ie/
おまけ:今回見つけた面白いもの。

ちょっと亀の子たわしにしては、値段が高すぎます。笑
大杜

今日は料理学校です。
こちらは、ゲストハウスなどがある場所からさらに少し奥にいったところにあります。
学校までの道すがらには、バリーマルー所有のガーデンが見渡す限り広がります。ここでオーガニック野菜を育てているわけですね。
野菜だけではなくて、家畜も育てています。
この写真、奥のほうに豚がいるのが見えるでしょうか。

育てられた野菜等は、レストランやゲストハウス、また料理学校でももちろん利用されます。
ショップでも販売されていました。
学校のレセプションに入ると、そこはチャイルド用の机(お母さんのレッスンが終わるのを待つ用かな?)やベンチなどがあり、とってもモダンな雰囲気。真ん中には、レイチェル・アレンのクッキング用品(販売中)がずらっと並んでいました。
なるほど、ここで料理を学ぶことはお洒落なことでもあるんですね。

さて教室にこっそりお邪魔すると…

先生が立つ教壇…となる大きなキッチンが前にあって、その後ろには大きなミラーが!先生の手元を生徒がしっかり見ることが出来るように配慮されています。
この奥の教室には、生徒も実際に調理することの出来る教室が配置されていました。
お洒落な雰囲気があり、なおかつ機能が重視されていることがよくわかります。
さすが評判の学校ですね。
嫁入り修行に、一度はレッスンを受けてみるのもいいかもしれません。
もちろん男性の方もぜひどうぞ。シェフにならなくても、料理の出来る男はもれなく女性にウケますよ。笑
Ballymaloe Cookery School
■URL: http://www.cookingisfun.ie/
おまけ:今回見つけた面白いもの。

ちょっと亀の子たわしにしては、値段が高すぎます。笑
大杜
マイルとキロ
アイルランドでスピードや距離を現すのに、キロメートルとマイルのどちらが多く使われているかというと、今は公式にはキロです。しかし、一般のアイリッシュの間では、今もマイルがかなり使われています。道を尋ねたりすると、「ここをまっすぐ何キロ行って」ではなく、「何マイル行って」と説明されることが多いです。両方が混在しているというのは、旅行者や外国人には一層混乱の元でもあります。

これはダブリン南部のダンレアリーの港近くに、今も「残っている」古い標識です。この場合、数字は全てマイルです。どうしてわかるのですか、と聞かれると、現地の人は、何となくわかっているのですが、即答できる人は少ないかもしれません。「古いからよ」なんて言われてしまうかも。
では新しい標識を見てみましょう。そうしたら、ちゃんと「km」という文字が入っていました。今は多分、この手の距離表示の標識の9割以上が新しいタイプで、古いものは稀少になりつつあります。田舎ほど古いものが残っているかというと、必ずしもそうではなく、このようにダブリンの都心に近い所でも見かけます。
スピード表示がマイルからキロに変わったのは、2005年1月のことです。それまでは、制限速度はマイルで定められていました。アイルランドの制限速度は、高速道路と市街地を除くと一律60マイル(約96キロ)でした。それが、国道は100キロ、地方道は80キロという制限に変わりました。その時、国道は4キロだけとはいえ、制限速度が高くなるということで、一部の人が反対したりもしていました。もともとアイルランドの制限速度は高すぎるので事故が多いという主張を持っていた人達だったと思います。
イギリスは頑固に今もマイルのみです。北アイルランドも同様です。アイルランドがキロ表示に変わったことで、南北を越えるドライブは、その面では以前よりも「国が変わった」という意識を強く感じるようになりました。
鵜飼

これはダブリン南部のダンレアリーの港近くに、今も「残っている」古い標識です。この場合、数字は全てマイルです。どうしてわかるのですか、と聞かれると、現地の人は、何となくわかっているのですが、即答できる人は少ないかもしれません。「古いからよ」なんて言われてしまうかも。

スピード表示がマイルからキロに変わったのは、2005年1月のことです。それまでは、制限速度はマイルで定められていました。アイルランドの制限速度は、高速道路と市街地を除くと一律60マイル(約96キロ)でした。それが、国道は100キロ、地方道は80キロという制限に変わりました。その時、国道は4キロだけとはいえ、制限速度が高くなるということで、一部の人が反対したりもしていました。もともとアイルランドの制限速度は高すぎるので事故が多いという主張を持っていた人達だったと思います。
イギリスは頑固に今もマイルのみです。北アイルランドも同様です。アイルランドがキロ表示に変わったことで、南北を越えるドライブは、その面では以前よりも「国が変わった」という意識を強く感じるようになりました。
鵜飼
Ballymaloeの魅力1
その昔(?)はイギリスと並んで「美味いものなし」と言われた(らしい)アイルランド。
ですが、そんなアイルランドには今、とても有名な料理学校があります。
その名は、Ballymaloe Cookery School。
ダリナ・アレン女史という非常に有名なシェフを校長に持つこの料理学校に、女史のテイストと技術を学びたいという生徒が、ヨーロッパをはじめ世界各国から毎年大勢訪れます。
先日私も、その学校にちょこっとお邪魔してきました。
その様子を、2回にわたってレポートしたいと思います。
まずBallymaloeを訪れる人が初めにたどり着くのは、料理学校ではなくゲストハウスでしょう(地理的に)。この学校およびゲストハウスはコーク郊外にあり、交通手段は車、さもなければ本数の多くないバスです。多少不便な立地ですが、だからこその環境と、また後で紹介させていただくガーデンを持つことが可能となっています。
そんなBallymaloeは上記の通りゲストハウスも要しており、ここではもちろんその素晴らしい料理を頂くことができ、なおかつカントリーサイドの魅力を存分に味わう滞在が可能です。
そして建物は、なんとも風情たっぷり。
ツタを這わせたファームハウスです。


この日も多くの人が滞在していた様子。
ハウスの外にはガーデン、ミニゴルフコース、夏には屋外温水プールまで!
他、自転車レンタルや子供が遊ぶための設備など、多くが提供されます。
また、ショップもあり、数多くのキッチンウェアやバリーマルーブランド食材を購入することが出来ます。可愛いアイテムばかり揃っていました。
目移りしてしまって写真を撮るのを忘れていたのが一生の不覚…
私は泊りに行ったわけではないので、中には入れないかな?と思っていたら…ゲストハウスの門が開いてる!?笑
ということで、こっそり入って写真だけ撮ってきちゃいました。

サンルームが並んでいます。
ピンクの壁が可愛く、またウェルカムな雰囲気を持っています。

お部屋の中は暗くて撮れませんでしたが、全てが綺麗で可愛らしい!!

行き届いたケアの中で、現実を離れた優雅な滞在が出来ることが、お部屋を見ただけで想像できました。もちろん午後にはアフタヌーンティーがオーダー出来ますよ。
少しお値が張るけど…1回は宿泊してみたいっ!
Ballymalloe House
■URL: http://www.ballymaloe.ie/index.html
次回は、料理学校をご紹介。 大杜
ですが、そんなアイルランドには今、とても有名な料理学校があります。
その名は、Ballymaloe Cookery School。
ダリナ・アレン女史という非常に有名なシェフを校長に持つこの料理学校に、女史のテイストと技術を学びたいという生徒が、ヨーロッパをはじめ世界各国から毎年大勢訪れます。
先日私も、その学校にちょこっとお邪魔してきました。
その様子を、2回にわたってレポートしたいと思います。
まずBallymaloeを訪れる人が初めにたどり着くのは、料理学校ではなくゲストハウスでしょう(地理的に)。この学校およびゲストハウスはコーク郊外にあり、交通手段は車、さもなければ本数の多くないバスです。多少不便な立地ですが、だからこその環境と、また後で紹介させていただくガーデンを持つことが可能となっています。
そんなBallymaloeは上記の通りゲストハウスも要しており、ここではもちろんその素晴らしい料理を頂くことができ、なおかつカントリーサイドの魅力を存分に味わう滞在が可能です。
そして建物は、なんとも風情たっぷり。
ツタを這わせたファームハウスです。


この日も多くの人が滞在していた様子。
ハウスの外にはガーデン、ミニゴルフコース、夏には屋外温水プールまで!
他、自転車レンタルや子供が遊ぶための設備など、多くが提供されます。
また、ショップもあり、数多くのキッチンウェアやバリーマルーブランド食材を購入することが出来ます。可愛いアイテムばかり揃っていました。
目移りしてしまって写真を撮るのを忘れていたのが一生の不覚…
私は泊りに行ったわけではないので、中には入れないかな?と思っていたら…ゲストハウスの門が開いてる!?笑
ということで、こっそり入って写真だけ撮ってきちゃいました。

サンルームが並んでいます。
ピンクの壁が可愛く、またウェルカムな雰囲気を持っています。

お部屋の中は暗くて撮れませんでしたが、全てが綺麗で可愛らしい!!

行き届いたケアの中で、現実を離れた優雅な滞在が出来ることが、お部屋を見ただけで想像できました。もちろん午後にはアフタヌーンティーがオーダー出来ますよ。
少しお値が張るけど…1回は宿泊してみたいっ!
Ballymalloe House
■URL: http://www.ballymaloe.ie/index.html
次回は、料理学校をご紹介。 大杜
この世の終わり
アイルランド人は、極端に言うと、どんな所にでも平気で旅をし、時には移民もしてしまうというタイプの人と、自分の村から一生外に出ないタイプの人とに分かれるのだそうです。まあ、勿論極端なたとえですし、今の時代にこんな事を言っても笑われるだけでしょうが。言ってみれば、遊牧型と土着農耕型とに分かれるとでもいうのでしょうか。
その、自分の村から一歩も出なかったタイプの人にとっては、自分の住んでいる村の果てが、その人にとってのこの世の果てなわけです。というわけで、アイルランドのいくつかの町や村には、今も、Worldsend という地名が存在します。World's End という普通名詞がそのまま地名になったと思われ、ワールズエンドと発音します。勿論、その村の中心ではなく、はずれにあります。
ここは、アイルランド最長の川であるシャノン川の下流にある、キャッスルコネルという村で、その村の中心から川に沿って上流にあがっていき、道が終わる所の風景です。まあ何とものんびりして長閑な所なのですが、このあたり一帯の地名が、Worldsend です。

「この世の終わり」などと訳すと、地獄絵のような風景を想像するかもしれませんが、アイルランドの「この世の終わり」は、ほのぼのと長閑で平和な所です。これ以上先に行っても何もないから、道もここで終わり、という、それだけの所です。天気が良い日は、地元の人が犬を連れて散歩していたりします。
ここキャッスルコネルの村は、第三の都市リムリックの街から近いのです。リムリック大学からだとさらに近いので、大学の教授などが結構好んで住んでいる村なのです。シャノン川に沿った高級住宅地というイメージもあり、裕福な村でもあります。昔は Worldsend への入口にあるパブより奥には、家はありませんでした。しかし近年、川からちょっと内陸に入ったあたりに、新興住宅がいくらかできました。そのあたりの住所は「Worldsend, Castleconnell, Co. Limerick, Ireland」です。Worldsend の何番地という数字はありません。アイルランドは、よほど家の数が増えてこないと、いちいち数字で番地をつけないので、恐らく今では、この住所を持っている人が、20?30世帯ぐらいはあるのではないでしょうか。
鵜飼
その、自分の村から一歩も出なかったタイプの人にとっては、自分の住んでいる村の果てが、その人にとってのこの世の果てなわけです。というわけで、アイルランドのいくつかの町や村には、今も、Worldsend という地名が存在します。World's End という普通名詞がそのまま地名になったと思われ、ワールズエンドと発音します。勿論、その村の中心ではなく、はずれにあります。
ここは、アイルランド最長の川であるシャノン川の下流にある、キャッスルコネルという村で、その村の中心から川に沿って上流にあがっていき、道が終わる所の風景です。まあ何とものんびりして長閑な所なのですが、このあたり一帯の地名が、Worldsend です。

「この世の終わり」などと訳すと、地獄絵のような風景を想像するかもしれませんが、アイルランドの「この世の終わり」は、ほのぼのと長閑で平和な所です。これ以上先に行っても何もないから、道もここで終わり、という、それだけの所です。天気が良い日は、地元の人が犬を連れて散歩していたりします。
ここキャッスルコネルの村は、第三の都市リムリックの街から近いのです。リムリック大学からだとさらに近いので、大学の教授などが結構好んで住んでいる村なのです。シャノン川に沿った高級住宅地というイメージもあり、裕福な村でもあります。昔は Worldsend への入口にあるパブより奥には、家はありませんでした。しかし近年、川からちょっと内陸に入ったあたりに、新興住宅がいくらかできました。そのあたりの住所は「Worldsend, Castleconnell, Co. Limerick, Ireland」です。Worldsend の何番地という数字はありません。アイルランドは、よほど家の数が増えてこないと、いちいち数字で番地をつけないので、恐らく今では、この住所を持っている人が、20?30世帯ぐらいはあるのではないでしょうか。
鵜飼
2009 Bord Gais Cork City Marathon

先日のバンクホリデーに、コークシティでマラソンが行われました。
2009 Bord Gais Cork City Marathon
昨年もあったそうです。
少し前からは想像も出来ないような晴天の下、たくさんのアイリッシュたちが汗を流して走っていました。子供も大人も走る走る。
コースになっている歩道の両脇は多くの観客で埋められ、歓声が飛び交っていました。
ゴールはSt. Patrick's Streetです。↓

そういえば最近、ランニングしている人を街でよく見かけるなあと思っていたのですが、皆さんこれに参加予定の人だったんでしょうか。
アイリッシュのスポーツ事情は良く分からない私ですが、ところどころにスポーツジムがあったりと、雨が多い屋外で運動できないぶん(笑)みんな屋内で運動しているのかもしれません。
でもやっぱり、こんな風に太陽の下で身体を動かすのが、一番気持ちいいですよね。
多くの人が待ちに出てきていたので、仮設トイレもありました。

これ、久々に見たなあ…日本では結構あちこちにありますよね、工事現場とか。あんまりアイルランドでは見ない気がするんですが、私だけでしょうか。
大杜