アイルランド留学と貿易のニチアイブログ

アイルランドで留学と貿易を続けて20年あまり、ニチアイの現地在住スタッフがコーク市からお届けする、アイルランド情報ブログ。 現地在住エージェントならではのニュースを発信します。

2010-01

★ ニチアイについて ★
  ニチアイは、アイルランドに本社を置く留学・貿易を扱う会社です。留学部門では特色ある語学学校と提携、アイルランド留学ワーキングホリデーイギリス留学マルタ留学を扱い、日本での説明会も行っています。貿易分門では年末ギフトとしてアイルランド特産のスモークサーモンを毎年日本にお届けし、好評を得ています。そんなニチアイのホームページはこちら

ケルズ修道院跡の2匹のひつじさん

ケルズといっても、Book of Kells ゆかりのダブリンの北のケルズではなく、もう一つのキルケニー州にある小さな村です。しかし、小さな村にしては大規模な、修道院の跡が残っています。ここは結構な確率でひつじさんがいます。

昨年のこの方面へのニチアイミニツアーで、立ち寄りました。あいにくの雨でしたが、いましたいました、2匹だけですが。

ケルズの羊
 ややっ。

 見慣れない連中だなあ。


ケルズの羊
 寄ってきたぞ。

 逃げた方がいいね。


ケルズのひつじ
 ダッシュ!!

 ダッシュ!!


ケルズのひつじ
 やれやれ。

 出口だ!


ケルズの羊
 それじゃね。

 さよなら。


壁に囲まれていて、出入り口は一ヶ所だけなのですが、こうしてすぐに逃げられてしまいます。シャッターチャンスも一瞬です。

鵜飼

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魔法の粉☆便利!レージング・フラワー

『レージング・フラワー』(raising flour)
をご存じでしょうか?

raise+ing=膨らませる
flour= 小麦粉

膨らむ粉ということで、
ベーキングパウダー入りの小麦粉です。
これが、ケーキ作りに大活躍なんです!

日本ではあまり見たことがないように思いますが、
小麦粉にベーキングパウダーを入れる手間が省けるだけで、
頻繁にケーキを作ろう!という気になります。

さらに、このレージング・フラワーを使えば、
イーストを使わずに、パンも簡単に作れます!

?簡単パンの作り方?(ミニパン 約6個)
レージング・フラワー 100g
ヨーグルト      大さじ2
牛乳         大さじ3
サラダ油       大さじ1
砂糖         20g


これらをざっくり混ぜて、小さく丸めて
オーブン190度で約10分。

発酵不要、あっという間にできたてパンのできあがりです!
是非お試しください。

多良岡    

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クリスマスの飾りつけ

1月も中旬から下旬あたり、アイルランドの町をぶらぶらしていると見ることができる光景が、クリスマスの飾りつけの撤去作業。ずいぶん遅いと思うでしょうが、まあ大体そんなものです。

逆に取りつけは、というと、日本より早いかもしれません。11月中には大体終わります。早いところでは11月上旬ぐらいからでしょうか。10月の最後の日曜日に、時計が夏時間から冬時間に切り替わるのですが、そうすると雰囲気が俄然、「冬」になるのですね。そうすると、一気に「クリスマスが近づいた」という気分になるのだと思います。やはり時計を1時間もずらすことの影響は大きい気がします。前日より日没時間が1時間も早まるのですから。

クリスマスのデコレーション

この写真は、取り付けでしょうか、はずしているところでしょうか、なんてクイズをやったところで、どちらとも取れるので、写真としてはどちらでもいいのですが(答えは取り付け)、とにかくこんな瞬間の写真も、年2回、撮ることができます。

ダブリンをはじめとした大都市のクリスマスの飾りつけは、それなりに華やかではありますが、あとは概して素朴で、田舎町ではわびしさすら感じます。しかも、使っている飾りは毎年同じものです。11月に飾り、1月に撤去し、1年のうち10ヶ月ぐらいは、タウンホールの地下倉庫にでも眠っているのでしょうか。

1月も終わりが近づいた今、さすがにクリスマスの飾りつけもほとんど見かけなくなり、そして、まだまだ冬とはいえ、冬至から1ヶ月余りが過ぎて、日没がかなり遅くなったと実感する今日このごろです。春を待ちわびるのは、北国の人に共通の心情でしょうが、アイルランドの場合、そこまで厳しい冬というわけでもないので、何となく段々と春っぽくなっていくわけです。しかしその中にあって、やはり節目というものがあり、その最大は、多分、夏時間への切り替えと、セントパトリックスデーでしょうか。街からクリスマスの飾りが消えることは、それに比べれば小さな出来事ですが、春へ向かっての小さな第一段階、ぐらいの感じはあります。

鵜飼

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我々は、石鹸を食べているのだろうか?

イギリスやアイルランドに住んだことのある
日本人たちの間でよく話題になるのが、
『お皿の洗い方』
です。

日本でも各家庭によって
・お湯を出しっぱなしで洗う
・容器にお湯をためて洗う
など、洗い方は様々ですが、

イギリス・アイルランドで、かなりの確率で目にするのが、
?お湯をシンクにためる。
?食器類と洗剤を投入
?その中で食器を洗い・・・
?そこから食器を引き上げて終了!


・・・ということは?
そうなんです、食器が
まさかの『アワアワの状態』で終了するのです。

そして、そのまま自然乾燥、
もしくはタオルでふく場合もありますが、
やはり日本人の我々からすると、

『もしかして、私たちって、毎日 泡を食べていることに・・・?』
と想像して、ドキドキしてしまいます。

とはいっても、現地の人々は、これらの食器で食事をし続けて
何十年も問題なく生きているのですから、
きっと大丈夫なんだな・・・と考えつつ、
最近では、一般家庭でも食器洗い機が普及してきたこともあり、
アワアワ食器問題は、時間と共に解決されていくのだな、と感じております。

多良岡

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Brick-a-brack

個人にとって大事なものでも、他人から見ればガラクタ。世の中にはそういった物が溢れています。物持ちの良いお年寄りが亡くなると、遺品の整理に一苦労。洋の東西を問わない話でしょう。

アイルランドの農家では、おじいさんが亡くなると、アンティーク屋さんを呼んで、物置に眠っていたガラクタ一式を引き取ってもらう、という話があります。アンティーク屋さんは、骨董品としての価値があるかどうかにかかわらず、大体ごそっと全部持っていってくれるそうです。何故かというと、そのガラクタを買ってくれる人が存在するからにほかなりません。

こういったガラクタは、アンティークとは呼べません。まさに日本語の「ガラクタ」であって「古道具」よりも格が低そうな言葉ですが、これを英語では「brick-a-brack」と言います。ブリック・ア・ブラック。早口でブリッカブラックと言った方が通じます。

アイルランドでは、こういったガラクタに、そこそこの、どころか結構な価値がつくのです。その理由の一番が、世界中に山ほどある「アイリッシュパブ」の存在です。最近は、日本や東南アジアなど、特にアイリッシュ系の人が多く住んでいない国々でもアイリッシュパブが増えていますが、もともとアイリッシュパブは、本国を別にすれば、アイリッシュ系市民の郷愁の場所。古くからアメリカなど、アイリッシュ系移民の多い所で発展してきました。アメリカでのアイリッシュパブは、いかにもアイルランドの田舎を思わせるようなノスタルジックな雰囲気が好まれます。新しいパブでも、古い田舎のパブっぽい雰囲気を再現した内装にします。そこで活躍するのが、まさに農家から出てきたような古道具。高価なアンティークではなく、「ガラクタ」こそが良いのです。

Brick-a-brack

この写真は、本国アイルランドにあるパブですが、いかにも古そうですね。実際、歴史と伝統ある有名なパブです。しかも観光地なので、観光客を意識して古さをことさら強調しているといえばそうなのですが、実際に古いので、無理やり作り上げているような不自然さはなく、さすが、といったところです。棚の上などを見て下さい。色々な古道具が並んでいます。こういったものです。19世紀の鍋やジャーなど、もう今さら実用的ではないものです。使い物にならない古道具でも、こういう所に並べると、実にいい感じ。ですので、こんな鍋一つでも、新品の鍋の何倍もの値段がついています。

アイルランドもどんどんモダンな社会になり、他方で世界的なアイリッシュパブブームが起こり、こういった古道具は枯渇する一方で、値段もどんどん上がっているそうです。これから日本で本格的なアイリッシュパブを開こうという方、アイルランドからガラクタを安く送ってもらおうと思っても、残念ながら、安くはありません。

鵜飼

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熱いか、もしくは冷たい、ラジエーター

アイルランドの一般家庭の暖房器具は、
「ラジエーター」です。

ラジエーターはの見た目は、
白い鉄製の板で、
各部屋の壁際に設置されています。

仕組みは、メインのスイッチを入れると
各部屋全てのラジエーターが作動し、
温水・蒸気等が各ラジエーターに循環して
ラジエーターが暖かくなっていきます。

結局は鉄の板 = 鉄板なので、
さわると『熱いっ!』というくらい熱くなります。

各ラジエーターの横には、ノズルがついていて、
ノズルを開くとON、しめるとOFFになるので、
暖房が不要な部屋はOFFにすることもできます。

鉄板自体の
微妙な温度調節はできないので、
『熱いっ!』もしくは、『冷たいっ!』という
設定になってしまいます。

このラジエーター、衣替えの季節には
大活躍します。
というのは、1年間しまっておいた洋服を出したとき、
雨が多く湿気の多いこの国、
なーんとなく洋服が全体的に湿気帯びています。
そんなときには、

『さあ、洋服をエアー(AIR)しましょう!』
と言って、各ラジエーターの上に広げていきます。

すると、ほっかほかで気持ちのよい洋服のできあがりです!
こうすることで、風邪を引かずに暖かい冬が過ごせることでしょう。

多良岡

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寒波と雪

最近の欧州の記録的な大寒波は、日本でも大きく報じられているようです。緯度の割には冬でも温暖といわれるアイルランドも、例年に比べるととても寒いです。

アイルランドは、北樺太並みの高緯度ながら、冬でも東京並みの気温。それは主にメキシコ湾流のおかげだそうです。ところが、地球温暖化で海流の流れが変わってくると、アイルランドは暖流の影響が弱くなり、寒くなっていくのだとか聞きました。どこまで本当かわかりませんが、いずれにしても、地球の気候全体が色々な所で変わってきているのは確かです。

冬でも雪は殆ど降らず、最低気温が氷点下まで下がることもあまりないアイルランド。そして特に南部のコークでは、霜も殆ど下りませんし、路面凍結も滅多にありません。冬でも霜の下りないこの温暖な気候ゆえ、ウェストコーク方面には亜熱帯植物園すら存在します。その亜熱帯植物が、この寒波でやられていないかと心配です。

というほどに、年末からこのところ、ずっと最低気温の氷点下が続いており、路面は凍結して、昼間でもなかなか溶けません。これでもコークはアイルランドの中ではマシらしく、他の地域はもっと交通や生活にも影響が出ているのだそうです。

寒波のコーク

この通り、コーク中心部のリー川に沿った歩道も真っ白です。日本の北海道や雪国の人が見れば笑うような、ちょっとした雪や霜でしょうが、もともとなかった地域にこういうものが来れば、大変なことになるわけで、これは比較してどうこうの問題ではありません。アイルランドにとっては、これは大変な雪であり、寒波なのです。

鵜飼

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クリスマス・ボックスはどんな箱?

あけましておめでとうございます!

ヨーロッパは寒波で
アイルランドも例年よりも寒いですが、
それでもコークはまだ、雪が降っていないだけ恵まれています。

クリスマスは終わりましたが、
こちらでは新年は特に祝わないため、
クリスマスの飾り付けは1月の第1週目くらいまでは
そのままになっています。

クリスマスに関連して、
ちょっとおもしろい話を聞きましたので
ご紹介します。

先日、アイルランド人の近所のおばさんに、
クリスマス・ボックスって知ってる?』
と聞かれ、
『???クリスマスの箱???』
と思っていたら、こういうことなんだそうです。

クリスマス時期になると、
各家庭の玄関先に、郵便屋さんや牛乳配達人が
『こんにちはー!クリスマスのお小遣い、くださーい』
と現れるそうなんです。
(実際はもうちょっと違うニュアンスだと思いますが)

このように、日頃からお世話になっている商売人達に、
ちょっとしたお礼(お金やお菓子など)を
クリスマス・ボックスに入れて用意しておくのが
習慣となっている(いた)そうです。

現在も、昔から存在する地域では
クリスマス・ボックスの習慣が多少ながらも続いていると聞きます。

治安のよいアイルランドならではのお話でした。

多良岡

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