アイルランド留学と貿易のニチアイブログ

アイルランドで留学と貿易を続けて20年あまり、ニチアイの現地在住スタッフがコーク市からお届けする、アイルランド情報ブログ。 現地在住エージェントならではのニュースを発信します。

2010-04

★ ニチアイについて ★
  ニチアイは、アイルランドに本社を置く留学・貿易を扱う会社です。留学部門では特色ある語学学校と提携、アイルランド留学ワーキングホリデーイギリス留学マルタ留学を扱い、日本での説明会も行っています。貿易分門では年末ギフトとしてアイルランド特産のスモークサーモンを毎年日本にお届けし、好評を得ています。そんなニチアイのホームページはこちら

アイルランドの藁葺き屋根

アイルランドにも、藁葺き屋根の家は結構残っています。しかし、維持保存にかかる時間と費用が大変で、そのため、やはり減少傾向にあります。日本と同じではないかと思います。

藁で葺いたことを、英語でタッチト(thatched)と言いますので、藁葺きの屋根なら、thatched roof ですが、良く使われるのは、thatched house、それ以上に多分、thatched cottage でしょうか。コテージという単語と組み合わせると、何となくですが、観光の香りがしてきませんか。思い込みかもしれませんが。ちなみに、タッチ(thatch)というのは、「草で葺く」という意味の動詞です。

thatched cottage


この藁葺きの家が、何軒か並んでいる所もありますが、「残っている」という言葉にふさわしく、1軒だけポツンと見かけることも結構あります。住んでいる方が、かなり意図的に残しているのか、ただ単に先祖から引き継いで、特に建て替える必要性も緊急性もなく今日に至っているのか、どうなんでしょう。観光化もしておらず、こんな感じで田舎道をドライブしていると、ポツンと見かけることが、それなりにあるわけです。

このように、ごく普通の民家で、人が普通に生活している所も、まだまだあります。そうかと思えば、観光地では、お土産屋やパブなどに変身している所もありますし、大きな家は、パブになっていたりもします。しかし、大きな家だからパブになったのではなく、大昔から藁葺きのパブだったのかもしれません。

この家などは、良く手入れされていますし、白壁と赤いドアや窓枠のコントラストも見事で、絵になっています。アイルランドの風景写真集にそのまま登場できそうです。そこまでの意図はなく、普通に生活されているのでしょうが、やはり通りがかりに見る人は意識して、特に綺麗に保つように心がけているのかもしれません。ちなみに場所はコーク郊外の住宅と農村が混じったローカル道路沿いで、この道路を外国人観光客が通ることは、ゼロではありませんが、ほとんどありません。

いつまでも自然に残って欲しいと思いますが、どうなのでしょうか。ある日あっさりと解体されることもあるかもしれません。

鵜飼

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アイリッシュ・スラング その4

アイリッシュ・スラング教室です。

今日は、
☆ debs
☆ sound
☆ eejit
の説明です。



☆ debs=卒業パーティー
セカンダリースクールが終了する頃に行われる、
パーティーのことです。

アメリカでは、Prom=プロムと呼ばれていますね。

男の子はスーツ、
女の子は、華やかなドレスに身を包み、
パーティーに参加します。

ちなみに、debsは、debutant(デビュー)の略です。



☆ sound

通常ですと、「音」と訳しますが、

【例文】
She is so sound!!!

というと、「彼女はとってもいい人!」
という意味になります。

つまり、sound=良い人=nice 
といった感じで使われます。



☆ eegit

非常?に、アイリッシュな単語です。
意味は、「ぼけなす!あんぽんたん!」
のような意味合いです。

Stupidやfoolよりは、柔らかい単語なので、
幅広く使われています。

ひどい車の運転をする人は、
よく「You eegit!!!」
と怒られています。

ではまた次回。

多良岡

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ダブリン湾の煙突

昔、ある人に聞いた話です。ダブリンに駐在で長期滞在していた日本人の知人が帰国することになり、思い出になるような記念品を探して町を一緒に歩いていたそうです。とあるギャラリーに入ると、ダブリンの風景を描いた絵が色々あり、どれか1枚を買って帰ろうと思って、色々比べた結果、ダブリン湾の2本の煙突の絵を買われたそうです。

このダブリン湾の沖にそびえたつ2本の煙突は、確かにダブリンの海沿いのどこからでもよく見えて、非常に目立つので、何といいますか、美しいとか絵になるとか、そういう以前に、ダブリンに長くいた人にとっては、印象に残る風景なのでしょう。見る場所によって、2本の煙突の間隔が変わりますが、こんな感じで見えるわけです。

プールベグ発電所


この煙突は何かというと、まあ想像つくでしょうが、火力発電所です。プールベグ発電所と言って、ダブリン南のリングセンドという所から、ダブリン湾に長く突き出した人口の防波堤のような1本道を行くと、その先にあります。その先には灯台もあります。発電所の中には当然ながら入ることはできませんが、近くに行くことはできて、実際、地元の人が散歩に来ていたりします。あるアイリッシュの人が、ダブリン最大の隠れた名所だ、とおっしゃっていました。確かにそうかもしれません。ガイドブックには載っていない、というか、もしかすると、載せられて人があまり大勢押し寄せても困るのかもしれませんね。

鵜飼

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不況は、ゴールドで乗りきる!

100年に一度といわれるほどの世界大恐慌。

アイルランドも例外なく不況の真っただ中です。
欧州内でも特に状況が悪く、
失業率も約12.5%に上昇しているようです。

このような状況の中、
良く目にする広告があります。

「家庭に眠っている貴金属を売ってください。」

毎週のように新聞広告に大きく載っています。

大手のショッピングセンターの一角に設けられた、
貴金属買取コーナーも、よく見かけます。

これらの広告によると、平均の買取額は数万円にもなるそうですから、
この不況時、少しでも不要なものを現金化しようと、
相談を持ちかける人が増えているようです。

ゴールドを売るのも、不況を乗り切るひとつの手ですが、
我々の知恵や発想、行動力を持って、
少しでも早く、世界の景気がよくなることを願っています。

多良岡

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白鳥と犬

白鳥は、アイルランドでも身近な野鳥の一つです。というか、考えてみれば、日本ではそれほど身近ではないですね。いることはいますが、白鳥が来る湖は観光地化したりしていますし。アイルランドの場合は、そういう事もなく、川や湖などに、どこにでもごく普通にいる鳥、という位置づけです。首都ダブリンの運河などでも見られます。

こちらの親は子供に、白鳥に気をつけなさいと教えるようです。身近にいるだけに、子供が白鳥に、つい手を出してみて噛まれたりという事故が、稀にあるみたいです。白鳥というのは、見ていると、人間を一応は警戒しているのですが、餌をくれるとわかればかなりの距離まで寄ってきますし、餌など持っていなくても、人間が来ると餌を期待して寄ってくることもあります。人間は餌をくれるということを学習した白鳥なのでしょう。

昨年のニチアイミニツアーでシャノン川のほとりに行った時、白鳥と犬との決闘?に出会いました。といっても、犬はもちろん飼い犬で、散歩に連れてこられて、自ら川に飛び込んで遊んでいる、無邪気で元気な犬です。白鳥たちも、どうやら好奇心はあるらしく、ある距離まで寄ってきます。多分、犬が餌をくれるとは思っていないでしょう。それでも寄ってきます。しかし犬が白鳥に向って猛然と泳いでいくと、白鳥たちは、やはり逃げていきます。犬が陸地に向かって戻ってくると、白鳥も追いかけるようにして犬に向かっていきます。どうも、半分は怖いけれども、好奇心もあるみたいです。

シャノン川の白鳥

陸地では、犬の飼い主の家族をはじめ、我々を含めて数組の人間が、それをのんびりと眺めていますが、誰も白鳥の餌などは持ってきていません。そして、白鳥の関心は、陸地にいる人間ではなく、もっぱら犬であると思われました。

この犬は、白鳥と遊ぶのに夢中になっていて、飼い主の子供達が、もう帰るぞといくら言っても、上がってきませんでした。我々もそれを見届ける前にこの場を離れたのですが、本当に一体いつまで遊んでいたんでしょう。無事帰れたんでしょうか。

何とも長閑な休日の河原でのひとときでした。

鵜飼

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アイリッシュ・スラング その3

さて、アイリッシュ・スラング教室の続きです。
今日は
☆ spuds
☆ deadly
☆ lads
の説明です。

spuds = じゃがいも
のことです。

小さい子供達に、
「この野菜はなんていうの?」
と聞くと、
元気良く、「スポッズ!(Spuds!)]
と答えてくれます。




次は、
deadlyです。

日本語で言う、「すごい!」といったニュアンスの言葉になります。
他の英単語で置き換えると、
Wow!
Lovely!
Cool!
などと同様に使えます。

イギリスのアイドル発掘番組のX-Factor2009に出演していた、
アイルランド人の双子ユニットの「Jedward」も、
生放送でしっかりと、「deadly!!!」と発言していました。



lads = みんな
と言う意味で使われます。
「Hey lads! Let's go!」(=みんな、行こうよ!)

今日はこの辺で。
ではまた次回!

多良岡

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羊の親子

春になると、羊の子供が産まれます。それほど一気にどっと産まれるわけではなく、こうして羊の群れの中に1匹だけ、産まれたての子供がいたりする光景にも良く出くわします。

羊の親子

アイルランドの田舎では、この季節の風物詩だと思うのですが、もちろん、どこでも見られるわけではありません。荒々しい広大な草原に放すのは、ある程度大きくなってからで、子供のうちは、きちんと柵で囲われた所にいることが多いです。

今年もニチアイ・ミニツアーでは、ウェストコークのベーラ半島に、羊を見に行きました。いえ、別に羊を見るだけのために行ったわけではないのですが、羊の子供がいると、やはり車を止めて、見とれてしまいます。

羊の親子   羊の親子

羊の親子   羊の親子

羊の親子   羊の親子

まあ何といいますか、毎年のことなので、いつものパターンという感じがするものの、良く見ると表情も様々で、羊にも個性があるのです。キリリとした奴もいれば、とろそうなのもいて、また親も放任主義なのもいれば、心配性っぽいのもいて、面白いものです。

鵜飼

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イースター前のレント(LENT)とは

Happy Easter!!!

パトリックス・デーが終わると、
イースターの時期ですね。

イースター=復活祭は、
キリスト様の復活を祝う日です。

そして、イースター前にあるのが、
レント(Lent)=受難節です。

イースターまでの40日間、
断食をして、自分の行いを悔い改める期間ですが、
今の時代には、完全に断食する人はまずおらず、
各個人で、我慢するものを決めているようです。

タバコが好きな人はタバコだったり、
他には、アルコール、TVゲーム、チョコレート、お菓子全般、
などいろいろです。

この時期の、人々の話題といえば、
『レント、どう過ごしてる?チョコレートが食べられなくて辛いわ?』
こんな感じです。

ちょうど、ダイエットにも良い時期であり、
体重が落ちる人もいれば、
『甘いものを全然食べていないのに、体重が減らない!
イースターが来たら、チョコレートをたらふく食べるわよ!』
と、イースターが待ちきれない人々もいます。

そして、長?いレントの期間が終わると、イースター。
一般的には、各家庭で家族が集まって食事をしたりするところが多いようです。

多良岡

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