ウォーターフォード
ある天気の良い週末に、ドライブに出かけました。
場所は、コーク市内から車で約1時間のところにある、
ウォーターフォードのアドモア(ADMORE)という海岸沿いの町です。

海もきれいで、とてもすてきな所でした。
これといって、観光地はないのですが、
海岸沿いを散策する、『Cliffs Walk』という散歩道がありました。
こんな景色や・・・

あんな景色・・・

そして、絵になる景色・・・

『Cliffs Walk』というだけに、
崖沿いを約1時間歩くコースですが、
アイルランドには、上記の風景のような
『あっちにもこっちにも遺跡が!?』
と、わくわくするような景色が
たくさん存在します。
そして、嬉しいことに
このような小さな町では、
駐車も散策路も無料の場合が多いです。
大きな観光地にも勝る名所が
数々存在する魅惑の国、アイルランド!
多良岡
場所は、コーク市内から車で約1時間のところにある、
ウォーターフォードのアドモア(ADMORE)という海岸沿いの町です。

海もきれいで、とてもすてきな所でした。
これといって、観光地はないのですが、
海岸沿いを散策する、『Cliffs Walk』という散歩道がありました。
こんな景色や・・・

あんな景色・・・

そして、絵になる景色・・・

『Cliffs Walk』というだけに、
崖沿いを約1時間歩くコースですが、
アイルランドには、上記の風景のような
『あっちにもこっちにも遺跡が!?』
と、わくわくするような景色が
たくさん存在します。
そして、嬉しいことに
このような小さな町では、
駐車も散策路も無料の場合が多いです。
大きな観光地にも勝る名所が
数々存在する魅惑の国、アイルランド!
多良岡
スープとチャウダー
アイルランドはこのところ、一気に夏から冬、というと大げさですが、すっかり寒くなりました。もともと、一年を通じて晴れから雨までが毎日繰り返される国で、その割には夏と冬の温度差が小さいので、日本のような明確な四季の変化はないのですが、それでも、一雨ごとに秋らしくなっていくというような感じを持つことはあります。しかし今年は、夏が割と良く、9月中旬ぐらいまで続いていたためでしょうか、突然寒くなって冬っぽい気候になったという感じです。
寒くなると、当たり前ですが、温かいものがおいしくなります。日本と比べると、安くて手頃な外食メニューのバリエーションが今ひとつ豊富ではないアイルランドなのですが、昼食を出すパブに入ると結構な確率でメニューにあって、しかもはずれが少ないのは、スープです。ただ、スープは前菜と一緒で、これだけでは食事としては不十分。とはいえ、寒い季節にパブに入って暖かいスープを頼むのは、アイルランドの旅の一つのシーンでしょう。

量的にこれだけでは食事にはならない、とはいえ、軽食程度にはなるのが、パブのスープ・メニュー。なぜかというと、ほぼ必ず、このように、パンがついてくるからです。ここについてくるパンは、大体がアイルランド名物のブラウンブレッドか、ソーダブレッドで、店によっては手作りのオリジナル。ですので味も微妙に違って、なかなか味わえます。このパンのおかげで、一応、スープだけでも何か食べた気にはなります。朝食が重いフル・アイリッシュ・ブレックファーストだった時などは、昼はなかなかおなかがすかないので、スープだけで十分かもしれません。足りない時は、プラス、サンドイッチにするか、チップスを頼むか、といったところでしょうか。
スープとともに、シーフード・チャウダーがあるパブもあります。このシーフード・チャウダーが、また店によって味も量も具も、千差万別。やはりパンがついてきますので、量が多くておいしい所に当たると、結構な食事代わりになります。シーフード・チャウダーは、やはり海辺の町のパブに多く、中には本格的なシーフードレストランに近いようなパブもありますが、そうではなく、サンドイッチぐらいしか出さないパブでも置いてあったりします。ポテトや野菜でかなりごまかしていて、シーフードの量が少ないものもありますが、店によっては、これでもか、というぐらいに、エビ、タラやマッセルなどが入っていて、日本人には嬉しいメニューです。スープより1?2ユーロほど高いことが多いのが普通で、それがシーフードの具の分の値段かなと思います。
素朴ながら、味わい深く、店によって個性もあるスープとチャウダーは、冬の旅でのパブメニューの定番の一つでしょう。
鵜飼
寒くなると、当たり前ですが、温かいものがおいしくなります。日本と比べると、安くて手頃な外食メニューのバリエーションが今ひとつ豊富ではないアイルランドなのですが、昼食を出すパブに入ると結構な確率でメニューにあって、しかもはずれが少ないのは、スープです。ただ、スープは前菜と一緒で、これだけでは食事としては不十分。とはいえ、寒い季節にパブに入って暖かいスープを頼むのは、アイルランドの旅の一つのシーンでしょう。

量的にこれだけでは食事にはならない、とはいえ、軽食程度にはなるのが、パブのスープ・メニュー。なぜかというと、ほぼ必ず、このように、パンがついてくるからです。ここについてくるパンは、大体がアイルランド名物のブラウンブレッドか、ソーダブレッドで、店によっては手作りのオリジナル。ですので味も微妙に違って、なかなか味わえます。このパンのおかげで、一応、スープだけでも何か食べた気にはなります。朝食が重いフル・アイリッシュ・ブレックファーストだった時などは、昼はなかなかおなかがすかないので、スープだけで十分かもしれません。足りない時は、プラス、サンドイッチにするか、チップスを頼むか、といったところでしょうか。
スープとともに、シーフード・チャウダーがあるパブもあります。このシーフード・チャウダーが、また店によって味も量も具も、千差万別。やはりパンがついてきますので、量が多くておいしい所に当たると、結構な食事代わりになります。シーフード・チャウダーは、やはり海辺の町のパブに多く、中には本格的なシーフードレストランに近いようなパブもありますが、そうではなく、サンドイッチぐらいしか出さないパブでも置いてあったりします。ポテトや野菜でかなりごまかしていて、シーフードの量が少ないものもありますが、店によっては、これでもか、というぐらいに、エビ、タラやマッセルなどが入っていて、日本人には嬉しいメニューです。スープより1?2ユーロほど高いことが多いのが普通で、それがシーフードの具の分の値段かなと思います。
素朴ながら、味わい深く、店によって個性もあるスープとチャウダーは、冬の旅でのパブメニューの定番の一つでしょう。
鵜飼
公道を堂々と歩く羊たち
アイルランドは、人間より羊の方が多いとか言われており、実際、あちこちで羊を見かけるわけですが、それでもどこにでもいるわけではありません。例えばダブリンの都心を羊が歩いているなんてことは、間違ってもあり得ないです。町を一歩出ればどこにでもいるかというと、必ずしもそうではありません。田舎道を30分以上ドライブしても全く見かけないこともあります。どちらかと言えば牛の方が、どこでも見かける家畜なのではないでしょうか。
羊が多いのは、一般的に辺境です。アイルランドの場合、海岸沿いに辺境が多く、中央部は一面の牧草地ですが、土地も肥えており、羊より牛を飼うのに適しているようです。羊は、牛にはちょっと過酷ではないかと思われるような痩せた土地でも育つので、そういう地域に入ると牛より羊が目立つようになります。
広々とした牧草地にいる、一見野生かと思われるような羊たちにも飼い主がいます。中には、こんな広々として柵もない所で飼って、どこかに行ってしまわないのだろうか、大丈夫だろうか、という所もありますが、羊が飼われている所の大半は、ちゃんと柵などで囲われており、テリトリーがはっきりしています。そういう地域では、羊が柵を越えて道路に出てくることは、何かの間違いを除けば通常はありません。
しかし、さらに辺境に行くと、このように、羊が堂々と公道を歩いている光景が当たり前に見られます。こういう所をドライブする時は、羊を轢いたりしないように、スピードを落としましょう。

この写真は今夏、ニチアイのミニツアーでメイヨのアキル島に行った時のものです。アキル島は島といっても、本土と道路でつながっており、夏は観光客の車も続々と乗り入れてきます。しかもかなり大きな島です。しかし、羊が勝手に島から逃げ出すことは殆どないからなのでしょうか、島に入るとあまりしっかりした柵がなく、羊はしばしば、一般道に平気で繰り出してきます。
けれども、それならここの羊は大丈夫なの、と思うような場所でも、羊が公道にどんどん出てくる所もあります。ダブリンから最も近く、それを恐らく確実に体験できるのは、グレンダーロックの近く、サリーギャップなどのウィックロウ内陸の山間部でしょう。このあたりは、こういった半野生の羊が当然のような顔をして道路を歩いています。西へ行けば、ゴールウェイの西のコネマラがそうですし、ウェストコークからキラーニーへ抜ける国道71号線でも、州境のサミットのあたりには良く出没します。
彼らは実際は野生ではないのですが、それでも、こういった場所を堂々と歩いている羊たちには、何となく、柵の中で飼われている羊とは違ったたくましさを感じてしまいます。
鵜飼
羊が多いのは、一般的に辺境です。アイルランドの場合、海岸沿いに辺境が多く、中央部は一面の牧草地ですが、土地も肥えており、羊より牛を飼うのに適しているようです。羊は、牛にはちょっと過酷ではないかと思われるような痩せた土地でも育つので、そういう地域に入ると牛より羊が目立つようになります。
広々とした牧草地にいる、一見野生かと思われるような羊たちにも飼い主がいます。中には、こんな広々として柵もない所で飼って、どこかに行ってしまわないのだろうか、大丈夫だろうか、という所もありますが、羊が飼われている所の大半は、ちゃんと柵などで囲われており、テリトリーがはっきりしています。そういう地域では、羊が柵を越えて道路に出てくることは、何かの間違いを除けば通常はありません。
しかし、さらに辺境に行くと、このように、羊が堂々と公道を歩いている光景が当たり前に見られます。こういう所をドライブする時は、羊を轢いたりしないように、スピードを落としましょう。

この写真は今夏、ニチアイのミニツアーでメイヨのアキル島に行った時のものです。アキル島は島といっても、本土と道路でつながっており、夏は観光客の車も続々と乗り入れてきます。しかもかなり大きな島です。しかし、羊が勝手に島から逃げ出すことは殆どないからなのでしょうか、島に入るとあまりしっかりした柵がなく、羊はしばしば、一般道に平気で繰り出してきます。
けれども、それならここの羊は大丈夫なの、と思うような場所でも、羊が公道にどんどん出てくる所もあります。ダブリンから最も近く、それを恐らく確実に体験できるのは、グレンダーロックの近く、サリーギャップなどのウィックロウ内陸の山間部でしょう。このあたりは、こういった半野生の羊が当然のような顔をして道路を歩いています。西へ行けば、ゴールウェイの西のコネマラがそうですし、ウェストコークからキラーニーへ抜ける国道71号線でも、州境のサミットのあたりには良く出没します。
彼らは実際は野生ではないのですが、それでも、こういった場所を堂々と歩いている羊たちには、何となく、柵の中で飼われている羊とは違ったたくましさを感じてしまいます。
鵜飼
次々と壊れていく・・・・・・
アイルランドでは、
はっきりいって物が良く壊れます。
普通に物を大事に使っていても、
それでも壊れゆく物達・・・
便利な日本で育った私には、
少々不便に感じることも多々あります。
例えば、家の中では
・洗濯機が壊れ、
・パソコンが壊れ、
・シャワーが壊れ、
・窓ガラスが割れ・・・・・・・
と、次々と壊れていくのが日常的なのであります。
けれども、不具合を起こしてくれる物たちのおかげか、
アイルランド人はDIYが大得意なのであります。
一般人でも、電化製品の取り付け、配線工事や
ちょっとした物の修理ができる人が、家に一人はいる感じです。
もし、いなければ、お隣のマーフィーさんはDIYが得意、など、
近所に必ずいるDIYの達人。
壊れゆく物のおかげで、DIYのエキスパートに育っていると言っても過言ではないようです。
多良岡
はっきりいって物が良く壊れます。
普通に物を大事に使っていても、
それでも壊れゆく物達・・・
便利な日本で育った私には、
少々不便に感じることも多々あります。
例えば、家の中では
・洗濯機が壊れ、
・パソコンが壊れ、
・シャワーが壊れ、
・窓ガラスが割れ・・・・・・・
と、次々と壊れていくのが日常的なのであります。
けれども、不具合を起こしてくれる物たちのおかげか、
アイルランド人はDIYが大得意なのであります。
一般人でも、電化製品の取り付け、配線工事や
ちょっとした物の修理ができる人が、家に一人はいる感じです。
もし、いなければ、お隣のマーフィーさんはDIYが得意、など、
近所に必ずいるDIYの達人。
壊れゆく物のおかげで、DIYのエキスパートに育っていると言っても過言ではないようです。
多良岡
ブレイ

町はこの写真のように、それなりの商店街もあり、適度に賑わってはいるものの、正直、どこかあか抜けない感じもあります。とはいえ、日常生活には十分と言えるだけの店もあり、コーク、ゴールウェイといった著名な地方都市並みに物質的に豊かな生活はできそうです。しかも、ブレイで足りない時は、ダブリンまでも気軽に半日で行って戻れます。
ブレイは長いこと、アイルランド唯一の「電車」である、DART の南の終着駅としても知られてきました。最近は電化区間が1駅伸びて、一部の列車がさらに南のグレイストーンズまで行くようになりましたが、今も大半の電車はブレイが終点です。そういう意味でも、ダブリンを始めとしたアイルランド住人にも、それなりに名前が知られた地名です。しかし、観光地ではないので、ガイドブックなどにはあまり出てきません。
観光地ではない、と言っても、古くからの海浜リゾートです。そして、観光する価値も十分あると思うのですが、どうも、アイルランドならではの観光地ではないからでしょうか、ブレイを訪れるのは、外国からの短期観光客ではなく、アイリッシュの観光客や、ダブリンなどの長期滞在者が多いようです。確かに、アイルランドを訪れるのは多分一生に一度で、一週間で一回り、というような観光で、ブレイに寄る積極的な理由はあまりないかもしれません。アイルランドが得意とする古代から中世にかけての遺跡がこの町には殆どないことも、ガイドブックで取り上げられにくい理由かもしれません。

それでもブレイにはブレイならではの魅力がたっぷりあります。駅から踏切を渡ってすぐ、歩いて2分もすれば、海辺のプロムナードで、北国なりの海のリゾートの雰囲気が味わえます。そこを海に沿って南へ歩くと、やがて平地は果てて目の前に山が。これがブレイ・ヘッドで、手軽なハイキングコースとして知られています。地元の人の散歩コースでもありますし、天気の良い夏の休日は、ダブリン市内からどっと人が繰り出してきて、半分はビーチで日光浴をして、そしてこのブレイヘッドをハイキングして、たっぷり日焼けして夕方に帰宅するという、健康的な休日を過ごす場ともなっています。
東京にとっての湘南、関西の須磨など、大都会に手近な海は、どこも都会人の自然志向を手近に求める場所としての共通性があります。ダブリンはそれに比べると町も小さく、また、ブレイまで南下しなくても、もっと近くでも海を味わえるのですが、リゾートとして過ごせるビーチが広がった場所としては、やはりブレイが一番のようです。
鵜飼
融通がきくレストラン
アイルランドのレストランやカフェに行く度に感心するのですが、
スタッフさんが非常に臨機応変で、細かい注文にも融通をきかせてくれるのです。
「ピーマンは嫌いだから、入れないで」
という要望はもちろん即オーケー、
その他にも、日本だったら無理だろうと思われる要望も
あっさり聞いてもらえる場合があります。
例えば、メニューに含まれていないものでも、
希望すると出してくれることもあります。
実際にあったのは、
あるアイルランド人が、豚肉料理をオーダーし、
食事が運ばれてきた際、
「クランベリーソースも、つけてもらえるかしら?」(メニューに含まれていません)
というと、スタッフさんは快く持ってきてくれました。
追加料金もなしの場合が多いです。
また、カフェでレモンティーをオーダーしたところ、
レモンティーのティーバッグが出てきたので、
「あ、すみません、『普通の紅茶、プラス生のレモンスライス』をいただけますか・・・?」
というと、
「もちろんです。」と、にこやかに要望に応えてくれました。
その他にも、実際にあった例で、
・アイスに追加でチョコレートソースをかけてほしい
・料理に「化学調味料」を一切いれないでほしい
など、気軽に対応してくれます。
いい意味で、接客がマニュアル化されていないようですね。
みなさんも、アイルランドのレストランでは、
試しにちょっと変わった要望を出してみてください!
多良岡
スタッフさんが非常に臨機応変で、細かい注文にも融通をきかせてくれるのです。
「ピーマンは嫌いだから、入れないで」
という要望はもちろん即オーケー、
その他にも、日本だったら無理だろうと思われる要望も
あっさり聞いてもらえる場合があります。
例えば、メニューに含まれていないものでも、
希望すると出してくれることもあります。
実際にあったのは、
あるアイルランド人が、豚肉料理をオーダーし、
食事が運ばれてきた際、
「クランベリーソースも、つけてもらえるかしら?」(メニューに含まれていません)
というと、スタッフさんは快く持ってきてくれました。
追加料金もなしの場合が多いです。
また、カフェでレモンティーをオーダーしたところ、
レモンティーのティーバッグが出てきたので、
「あ、すみません、『普通の紅茶、プラス生のレモンスライス』をいただけますか・・・?」
というと、
「もちろんです。」と、にこやかに要望に応えてくれました。
その他にも、実際にあった例で、
・アイスに追加でチョコレートソースをかけてほしい
・料理に「化学調味料」を一切いれないでほしい
など、気軽に対応してくれます。
いい意味で、接客がマニュアル化されていないようですね。
みなさんも、アイルランドのレストランでは、
試しにちょっと変わった要望を出してみてください!
多良岡
コーク?コーヴ線
アイルランドで市内交通として鉄道が使われているのは、ダブリンとベルファーストぐらいで、あとは概ね、鉄道といえばある程度の長距離を移動するための乗り物となっています。例えばコークの場合も、ダブリン?コークというアイルランド随一の主要幹線が来ているわけですが、ダブリンに向かって最初の駅がマロウで、一駅間が34キロもあります。
そんな中にあって、コークからコーヴへ向かう19キロの路線は、アイルランドの地方都市では数少ない、市内交通の延長のような路線です。19キロの間、途中に駅も5つあります。しかも終点のコーヴは言わずと知れた著名な港町。ですからこの路線は、通勤通学客、地元の用務客、そして観光客と、多くの人に利用されています。
単に利用度の高い都市交通というだけではなく、この路線は車窓の景色も素晴らしいです。ダブリン?コークの3時間弱の旅が、概ね似たような平凡な牧草地をひらすら走るだけなのに対して、この路線は短いながら、島から島へと海を2度も渡ってコーヴへ到達します。島に渡ったのに、その先に本土の半島が見えたりと、複雑な地形をした天然の良港コークの海辺を渡り歩くとでもいったらいいのか、地図を見ながら乗ってみたい線です。

コークから半日で行って観光して戻ってくることのできるコーヴ。アイルランドでは珍しく、公共交通としては、バスがなく、鉄道でしか行けない町でもあります。ですので車のない方は必然的に鉄道に乗ることになるでしょうが、とにかくコークにいらしたら、一度は列車に乗ってコーヴへお出かけ下さい。
鵜飼
そんな中にあって、コークからコーヴへ向かう19キロの路線は、アイルランドの地方都市では数少ない、市内交通の延長のような路線です。19キロの間、途中に駅も5つあります。しかも終点のコーヴは言わずと知れた著名な港町。ですからこの路線は、通勤通学客、地元の用務客、そして観光客と、多くの人に利用されています。
単に利用度の高い都市交通というだけではなく、この路線は車窓の景色も素晴らしいです。ダブリン?コークの3時間弱の旅が、概ね似たような平凡な牧草地をひらすら走るだけなのに対して、この路線は短いながら、島から島へと海を2度も渡ってコーヴへ到達します。島に渡ったのに、その先に本土の半島が見えたりと、複雑な地形をした天然の良港コークの海辺を渡り歩くとでもいったらいいのか、地図を見ながら乗ってみたい線です。

コークから半日で行って観光して戻ってくることのできるコーヴ。アイルランドでは珍しく、公共交通としては、バスがなく、鉄道でしか行けない町でもあります。ですので車のない方は必然的に鉄道に乗ることになるでしょうが、とにかくコークにいらしたら、一度は列車に乗ってコーヴへお出かけ下さい。
鵜飼