アイルランド留学と貿易のニチアイブログ

アイルランドで留学と貿易を続けて20年あまり、ニチアイの現地在住スタッフがコーク市からお届けする、アイルランド情報ブログ。 現地在住エージェントならではのニュースを発信します。

2010-10

★ ニチアイについて ★
  ニチアイは、アイルランドに本社を置く留学・貿易を扱う会社です。留学部門では特色ある語学学校と提携、アイルランド留学ワーキングホリデーイギリス留学マルタ留学を扱い、日本での説明会も行っています。貿易分門では年末ギフトとしてアイルランド特産のスモークサーモンを毎年日本にお届けし、好評を得ています。そんなニチアイのホームページはこちら

インターネットカフェが減っている

アイルランドでは、一時期はかなり小さな村にまで存在したインターネットカフェですが、最近はだいぶ数が減ってきました。

インターネットカフェ

この通り、閉店してしまったお店も少なくありません。

今は不景気なので、インターネットカフェに限らず、廃業してこのような看板になっている商店は、どこにでも沢山見られます。インターネットカフェだけの問題ではない、とお思いかもしれません。しかし、インターネットカフェは、今が好景気であっても、減っていっていたと思います。

理由は、一番が、ワイヤレスLAN(Wifi)とワイヤレス・モバイルの急速な普及、そして二番目に、ノートパソコンの価格下落でしょう。つまり、数年前まで、旅先や留学先ではインターネットカフェ頼みだった人たちが、自分のノートパソコンを持ち歩くようになったこと、そしてそれを使ってインターネットに接続できる場所や手段が増えたこと。これによって、インターネットカフェという商売が儲からなくなってきたのでしょう。

そもそも、インターネットカフェ自体、店がしょっちゅう満員でも、そんなに利益が上がらない、という話を聞いたことがあります。ダブリンなど大都市では価格競争も激しく、1時間2ユーロ程度は当たり前。それでは常に満員にならないと、利益など出ないのではと思えます。

長年、現地で日本から留学でやってくる方々を見ている当社の立場から言うと、数年前までは、どこのインターネットカフェは日本語対応のパソコンがあるとか、そういった情報交換が留学生同士ではかなり重要だったようです。しかし、今、そんな会話をする必要のある人は少数派となり、留学生ミーティングなどでも、めっきり話題にならなくなりました。こういった事を考える時、時代の流れは早いなあと思います。

鵜飼

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クリーム・リキュール

世界のどこに行っても、輸入食品が幅をきかせる時代になった、とはいえ、やはりまずは、各地に、その国・その土地の食品や飲料があるわけで、旅の楽しみの一つは、それぞれの土地の名産品を味わうことにあるというのも、おおかたの人にとって異存ないところでしょう。

しかし、お酒に関して言うと、アイルランド産でありながら、アイルランド国内ではあまり見かけないものとか、空港の免税店限定とか、あるいは海外でしか買えないものも結構あります。アイリッシュ・ウィスキーなどもその一つですが、これは、ウィスキー製造メーカーの一つ、クーリー社が、積極的にPB(プライベート・ラベル)展開をしているといった事情にもよります。例えば、アイルランド本国で買えない、フランスの大手スーパー専用ブランドのアイリッシュ・ウィスキーなどがあって、それはフランスのそのスーパーでしか売っていないのです。

そのあたりは、そういった事情を知れば、そんなもんかと思うでしょうが、ことクリームリキュールに関しては、さらに不思議です。一体どこで売っていて、誰が買って飲んでいるのだろう、と思うようなものが、結構色々あるのです。

クリーム・リキュール

この写真は、もう6年も前に撮ったものなのですが、当社では当時、業務でアイルランド各地のマイナーなお酒を発掘していました。それで、クリームリキュールだけをまとめて並べて撮ったのが、この写真です。しかし、こうしてこの写真を見てみると、その後、飲んだどころか、見かけたことすらないお酒がほとんどなのです。

クリームリキュールといえば、群を抜いて有名なのが、ベイリーズで、これはさすがにどこにでも売っていますし、日本でもメジャーな輸入品の一つではないでしょうか。逆に言うと、ベイリーズがあまりに有名なため、それ以外のクリームリキュールがメジャーになれない、という現実があるように思います。もう、製造量も知名度も、桁が違いすぎて、競争とすら呼べないぐらいに、ベイリーズが寡占状態にあるため、アイルランドには、クリームリキュールはベイリーズというブランド1つしかないと思っている人も少なくないようです。

ですが、アイルランドにはこの通り、いや、さらに色々な種類のリキュールがあるのです。さすが乳製品の質が高い国だけあって、それを使ってリキュールを、という発想は、かなり昔からあったようです。ただ、ベイリーズというとてつもなく強い商品がある中で、どういうマーケットでどうやって売って商売にしているのか・・・これは、仕事で多少かかわった我々にとっても謎のままでした。この写真の商品の中にも、もう入手できないものもあるかもしれません。しかし今もどこかで細々と売っているものも、きっとあるでしょう。こんな物を発掘するアイルランドの旅はいかがですか?

肝心の味は?これは好みの問題もあるので、何とも言えませんが、ベイリーズよりおいしい物も沢山あるのは確かだと思いますよ。

鵜飼

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ミニ版・モハーの断崖

こちらも、モハーの断崖に少し似ていませんか?

P1040740.jpg


ここも、ウォーターフォードのADMOREです。
やはり同じ国内、似たような地形が多いですね。

多良岡

ルアスの延伸開業

ダブリンの市内交通機関としてすっかり定着した、ルアス(LUAS)。今日、10月16日に、南北線にあたるグリーンラインが延伸開業したそうです。アイルランドの新線開業の常として、開業日は無料開放されているようです。日本ではそうでなくても鉄道マニアがどっと押し寄せるので、その上無料などにしたら大変なのでしょうが、アイルランドは、一般市民が試しに乗ってみるという感じで適度に賑わう程度なので、無料開放は、将来に向けてのPR効果も抜群でしょう。

中には、ルアスとは何ぞや、という方もいらっしゃるでしょうから、簡単に。アイルランド語で「スピード」をあらわす単語が語源だそうで、英語では、Dublin Light Rail System だそうです。世界的に「LRT」(Light Rail Transit)として知られる、新型路面電車です。LRT自体、調べてみると奥は深いです。簡単に言うと、その昔、世界中で市内交通の主役だった路面電車が、一旦はモータリゼーションの進展とともに廃止に追いやられ、その後、一層増える自動車による渋滞とそれによる大気汚染、市内の繁華街の荒廃などの反省から、新たな近代的な市内交通機関として蘇ったもの、と、まあそういう感じです。日本語では、ライトレールが一般的でしょうか。日本では最近、富山などで導入されたものの、まだまだ普及例は僅かで、今後も果たして作られていくのかどうか、おぼつかない状態ですが、ヨーロッパでは特にドイツにおいてかなり発展しており、一旦は路面電車がほぼ消滅したフランスやイギリスでも、最近開業が相次いでいます。輸送量的にも建設コスト的にも、地下鉄の何分の一なので、地下鉄を掘るほどの大都市ではない、中都市に最も向いた市内交通機関と言えるでしょう。

ダブリンも、その昔は路面電車があったそうですが、とうの昔に廃止され、市内交通の殆どをバスと自動車に頼っていた結果、渋滞が相当深刻になって久しく、その解消策として2004年に開業しました。最初に、セント・スティーヴン・グリーンから南の郊外へ至るグリーンラインで、次いで数ヶ月遅れて、東西を結び、ヒュートンとコノリーの2つの鉄道ターミナルをも結ぶレッドラインが、開通しました。その後、レッドラインは都心の東側の港湾地区へ延長され、そして本日、グリーンラインは、これまでの終点、サンディーフォードから、さらに南の住宅地であるチェリーウッド地区までが延伸されたということです。

ルアス

ルアスは、主には都心と郊外の住宅街を結ぶ役割のため、観光地はあまり通りません。観光でダブリンを訪れて乗るとすれば、都心のコノリーとヒューストンの間ぐらいで、それ以外の区間に必要あって乗った人はあまりいらっしゃらないと思います。しかしダブリン在住の方、留学してホームステイ先がルアス沿線だった方などは、きっと利用されたことと思います。高速鉄道とは違いますが、以前の、時間に不正確で渋滞の多いバスの頃と比べれば、間違いなく便利になったことが実感できる乗り物だと思います。特に短距離の移動だと、地下鉄のように、階段やエスカレーターで地中の奥まで入り込んだりする時間と手間が不要ですから、総移動時間ではむしろこちらの方が優れています。車両も低床車なので、車椅子でも補助なしにそのまま乗り降りができます。ホームへの階段などもなく、歩道からそのまま、あるいは道路を1本渡るだけで乗れますから、実に手軽で、これからの高齢化社会にもピッタリな乗り物です。

最初の開業から既に6年が経ち、新たな市内交通の主役として、ダブリンではすっかり定着している感じがあります。

鵜飼

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これは石の迷路?

これは一体・・・?
迷路・・・?

P1040742.jpg

この、石でできた迷路のようのものは、
丘の散歩道でよく見かけます。

どのような目的でつくられたものか、
わかりますか?

これは、牛や羊などの家畜が
敷地の外に逃げないように作られたものです。

この程度の隙間ですと、
人間は通れても、家畜は通れないというわけです。

今では、家畜がいないような場所でも、
そのまま『石の迷路』が残されている所が多いようです。

多良岡

川と運河の立体交差

キルデア州の西のはずれに、モナスタラヴァン(Monasterevin)という村があります。かつてはダブリンからコークやリムリックに車で行くと、村の中心を通過していましたが、高速のバイパスができて、すっかり通る機会がなくなった、と、そんな感じの村です。久しぶりに寄ってみたら、かつては車がひっきりなしだった元国道は、当然ながら交通量が激減しており、静かな村になっていました。

このモナスタラヴァンは、南北に流れるバロー川と、東西に掘削されたグランド運河が交差する場所にあります。南北、東西と言っても、このあたりの流れ方は両者とも複雑で、グランド運河もこの前後は南北に通っていると言った方がいいぐらいなのですが、ともあれ、ほぼ直角に交差する場所があるのです。バロー川というのは、アイルランド南東部をずっと下って、キルケニーからウォーターフォードとウェックスフォードの境を流れ、大河となって南の海に注ぐ、それなりの大河です。しかしこのあたりはまだ上流か中流かという感じで、それほど大きくなく、それでもゆったりと水量豊かに流れる、アイルランドの川らしい川の一つです。

グランド運河は、首都ダブリンとシャノン川中流域の間の水運を目的に、18世紀に掘削された水路です。アイルランドの中央部が概ね平地なので、こういった事が可能で、かつ当時は最も合理的な輸送手段となりえたわけです。メインの水路の他、いくつかの支流があります。

ここモナスタラヴァンに来ているグランド運河は、支流の一つです。天然の川と違い、人工的な建造物で、当時の船が通れる幅があれば良かったわけなので、支流だからといって特に狭いわけではなく、見ただけで本流か支流かはわかりません。まあ、そんなことはどうでもいいとして、要するに、いくら平地だといっても、天然の川は色々と流れているので、当然、川と運河も交差するわけです。いくら平地だといっても、川が流れている所は周囲よりも標高が低いのも当然です。

モナスタラヴァン


かくしてこのように、川と運河が立体交差することになっています。アイルランドに他に何ヶ所あるのか、わかりませんが、ここモナスタラヴァンは、それがなかなか見事に見られます。高速ができる前のメインロードからすぐの所ということもあり、知る人ぞ知る、という感じで、時々見学に来る人がいるようです。

この、上を通る運河の両岸は、歩道にもなっていて、この橋を生活道路として歩く住民もいます。運河のすぐ東側に学校があるため、バロー川の西側に住む生徒の通学路にもなっています。

バロー川のすぐ上流は、鉄道の鉄橋です。運河が鉄橋の南側にあるため、日中が順光になるわけで、従って運河から鉄道写真を撮る好ポイントでもあります。

鵜飼

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ミニ版・ジャイアンツ・コーズウェイ

ちょっと、ジャイアンツ・コーズウェイのように見えませんか?



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という所の海辺です。

各地の地形を観察するのは、おもしろいですね。

トルコのカッパドキアにも見える気がします・・・

多良岡

スパイアー・オヴ・ダブリン

ダブリンの中心を構成する有名な通りの一つ、オコンネル・ストリートは、両側に歴史ある古い建物が並ぶ、ヨーロッパの都市らしい通りでもあります。しかしここに近年、モダンな塔が立ちました。といっても、もう7年にもなるので、ダブリンの風景にそれなりに溶け込んできた感じではあります。

オコンネル・ストリート

この塔、俗に「ミレニアム・タワー」と呼ばれていますが、正式には Spire of Dublin というのだそうです。ミレニアム・タワーと呼ばれる理由は、ミレニアム(2001年)を記念して、それに間に合うようにと計画された時からの名称らしいのですが、実際にはこの塔が完成したのは、それよりずっと遅れて2003年。予定通りものごとが進まずのんびりしたアイルランドらしい話だと揶揄する人もいるようですが、ともあれ、今世紀を象徴する一つの近代建築であることには変わりないでしょう。

高さは121.2メートルだそうです。東京タワーやエッフェル塔が300メートルを超えるのと比べれば、どうということのない高さですが、こうも細い尖塔ですし、高層ビルの少ないダブリンなので、高いなあという感じはあります。この写真でもおわかりのように、オコンネル・ストリートの平均的なビルの高さからすると、とんでもなくぬきんでており、そのため、写真にしようとしても、大半が空という写真にしかなりません。このような青空の時とか、雲がくっきり出ている時などを狙って撮らないと、絵にしづらい被写体です。

こういった物には、常につきまとう賛否両論ですが、ダブリンの伝統ある通りには似合わないという、否定的な意見を持つ人は、今も多いように思います。また、新世紀に当たって発展する近代国家としてのアイルランドをアピールするにしては、何とも中途半端とか、金かけた割につまらないとか、ダサイ、といった意見も。他方で、長年ダブリンに住むお年寄りが、ダブリンも発展したと感慨深げに肯定するなど、見方は色々ですし、まあ、それで良いのでしょう。

オコンネル・ストリートには、オコンネルの像をはじめ、いくつもの像がありますが、この塔の場所には、1966年まで、ネルソン総督の像があったそうです。ネルソン総督というのは、ナポレオン戦争の頃に活躍したイギリス海軍の提督で、れっきとしたイギリス人です。それゆえ、IRA過激派に爆破されたのだそうで、以来、その跡地に何か新しい記念碑を、という話はずっとあったようです。それが、経済発展を果たしたアイルランドのミレニアムの時期と重なって実現したのが、この塔というわけでしょうか。

余談ですが、ロンドンのトラファルガー広場には、ネルソン総督の像が現存しています。

鵜飼

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