アイルランド留学と貿易のニチアイブログ

アイルランドで留学と貿易を続けて20年あまり、ニチアイの現地在住スタッフがコーク市からお届けする、アイルランド情報ブログ。 現地在住エージェントならではのニュースを発信します。

2012-05

★ ニチアイについて ★
  ニチアイは、アイルランドに本社を置く留学・貿易を扱う会社です。留学部門では特色ある語学学校と提携、アイルランド留学ワーキングホリデーイギリス留学マルタ留学を扱い、日本での説明会も行っています。貿易分門では年末ギフトとしてアイルランド特産のスモークサーモンを毎年日本にお届けし、好評を得ています。そんなニチアイのホームページはこちら

有料化して2年以上になる駅の駐車場

グロンタウン駅の駐車場アイルランドではかつては、鉄道の駅前にある駐車場は、主要駅を除くと概ね無料でした。しかし数年前に、多くの駅で一斉に有料化がなされたようです。

しかし、個々の駅の事情を考慮せず、一律に実施したようで、その結果、写真のような状況の駅がいくつもあります。これは、コークの東10キロほどの所にある、グロンタウン駅。

つまり、駐車場の外の公道は駐車禁止ではないため、皆がそこに無料で停めるようになり、有料駐車場なんて誰も使わないのです。たかが1日2ユーロなのですが、恐らくこのあたりの利用者の多くは通勤者。2ユーロ程度と言っても、毎日となれば、結構な出費。もちろん滅多に使わない人でも、節約できるなら、してしまいます。

そのうち道路の駐車禁止化がなされるのかなと思っているうちに、もう多分2年以上になります。警察、鉄道職員、駐車場管理会社など、関係者も皆、十分わかっているはずです。しかし一向に変化がありません。

鵜飼

テーマ:アイルランド - ジャンル:海外情報

ショッキングなデザート

アイルランドで出会った、ショッキングなデザートをご紹介したいと思います。

アイルランドに来たばかりの頃、
一般家庭の食事に招待されることがあり、
出てきたデザートにびっくりしたことがありました。

ガラスの器に『りんごジャム』が入って出てきたのです。

「ええ?ジャムをそのまま食べるの?」
と思いましたが、残すと失礼なので食べてみました。
・・・・・。やはり、まさに、激甘のジャムそのもの・・・。

こちらでは、クッキングアップルという種類のりんごがありまして、
熱するとすぐにドロドロになるので、アップルパイや、お肉の付け合せのアップルソースなどに使うことがありますが、たまたまお邪魔した家庭では、りんごジャムそのものがデザートの一品だったのですね。




そして、別の機会にお邪魔したご家庭でのデザートは・・・。

『カスタードクリーム』でした。

こちらも、器に黄色いカスタードだけが入っているだけでした。
日本人にはカスタードだけでは食べにくいですが、
こちらではわりと一般的なようです。

このカスタードは、手作りする人もいるかと思いますが、
スーパーで真空パックの紙パックで売られているのをよく見かけます。
これを、そのままお昼のお弁当のデザートに持っていく人もいます。




ちょっとしたカルチャーショックでしたが、
アイルランド人も日本のデザートを食べたらびっくりすることでしょう。
例えば餡子は、甘い豆ということ自体が信じがたいことのようです。

それからもうひとつ、アイルランド人によって、
日本の個包装のお菓子が苦手な人がいます。
これは、何年も経ってから気づいたことなのですが、
いつもお世話になっているアイルランド人に、
毎回日本の箱入りで個包装になっている和菓子・洋菓子をお土産として渡していたのですが、
どうやら、受け取るだけ受け取って、実際には食べていないようなのです。
実はなんと、味が嫌いなのではなく、個包装に入っているシリカゲル(酸化防止剤)が嫌だったのです。

そういわれると、確かにこちらでは、お菓子に酸化防止剤が入っているのを見たことがありません。

これも、文化の違いですね。

多良岡

二ヶ国語表記

最近、日本に一時帰国して電車に乗ると、駅名標などに、ハングルとか中国語の簡体字が併記されている所が増えてびっくりします。そうでなくても、自国語でもひらがなと漢字の並列表記なのですから、駅名標が賑やかなこと著しく、ここまで必要なのだろうか、という気がしないでもないのですが・・・

アイルランドの場合も、こういった標識類は昔から二ヶ国語表記、但しアイルランドの場合、どちらも「自国語」ということになっています。外国語であるフランス語やドイツ語の表記は、観光地などでたまに見かけるものの、一般的ではありません。

Electric Ireland自国語とはアイルランド語と英語です。建前は、アイルランド語が先で、英語が第二国語です。しかし、その建前はみごとに建前化していて、実際はほぼ100%、英語だけで用が足り、アイルランド語はほとんど使われておらず、ほとんど誰も読まない、というのが、この国の実情です。

しかし、公文書などは二ヶ国語併記が義務付けられているので、例えばスピード違反をして罰金を払えという手紙が来る場合も、その手紙は表裏で違う言語で同じことが書いてあるわけなのです。

ここに示した例は、電気料金の支払い請求書に同封されてきた、なかなか立派な小冊子。その表紙なのですが、上がアイルランド語です。裏表紙を180度ひっくり返すと、下のような英語になっています。本文はフルカラー14ページなのですが、アイルランド語が7ページで英語が7ページ、どちらも同じ写真や図表が使われていて、内容も同一。

こういったもの、英語一ヶ国語だけであっても、ほとんどの人が読まないか、斜め読みだけで、すぐゴミ箱行きでしょう。それを、紙もインクも二倍を消費して二ヶ国語表記の冊子にしなければならないのが、この国なのです。何とももったいないなあと、捨てるたびに、二倍の気持ちを持って感じるのですが、いくら緊縮財政になっても、こればかりは譲れない、国家の沽券に関わる重大事項なのです。

この国には、ほとんど誰も読まず、話さないのに、第一言語とされているアイルランド語が存在します。しかし実際は国民のほぼ100%、英語のネイティヴで、英語を実質第一言語として使っています。英語留学に来る方、その点はご安心を。

鵜飼


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紅茶とビスケット

アイルランドで友人・知人の家を訪ねると、
まず家に入ったとたん、
『Would you like tea or coffee?』
ときかれます。

そして、飲み物と必ず一緒についてくるのが、
ビスケット。
チョコレートの場合もあります。

日本だと、お茶だけ飲んで何も食べない人、
もしくはお菓子だけ食べて何も飲まない人、どちらもいますが、
こちらでは、紅茶かコーヒーを飲む時は、
必ずビスケットか何か一緒に食べないと気がすまない人がほとんどです。

常に『紅茶とビスケット』のセットなんですね。
なので、一日に何度も紅茶を飲む人は、
ついついビスケットに手を伸ばしてしまう、というわけです。

その他、『パンとバター』の組み合わせもありますが、
私は個人的にパンはそのまま何もつけずに食べますが、
『そんなパサパサでよく食べられるわね』
と言われたことがあります。

それから、ひとつ残念だった出来事があります。
こちらの食事のメニューで、
『Turkey and ham』(七面鳥とハム)
という伝統的なメニューがありますが、
その時お邪魔したご家庭では、
七面鳥は、ブレッドソースという、ホワイトソースにパン粉が入ったソースがついてくるメニューだったのですが、『ブレッドソースはかけないでください』とお願いしたところ、
出てきた食事に七面鳥がのっていなかったのです。

『んんん?ソースはいらないと言ったけど、どうして七面鳥もないの?』
と思ってしまいましたが、
あとで考えたら、こちらでは『七面鳥とブレッドソース』の組み合わせが当たり前で、
ソースがいらない=七面鳥もいらない、という認識だったんだな、と思いました。

ですので、もしも、アイルランドの家庭でお茶を勧められて断ると、
ビスケットだけほしい時でも、きっとビスケットは勧められないので
よく考えて返事をしたほうがよさそうです。

多良岡

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