アイルランド留学と貿易のニチアイブログ

アイルランドで留学と貿易を続けて20年あまり、ニチアイの現地在住スタッフがコーク市からお届けする、アイルランド情報ブログ。 現地在住エージェントならではのニュースを発信します。

2024-04

★ ニチアイについて ★
  ニチアイは、アイルランドに本社を置く留学・貿易を扱う会社です。留学部門では特色ある語学学校と提携、アイルランド留学ワーキングホリデーイギリス留学マルタ留学を扱い、日本での説明会も行っています。貿易分門では年末ギフトとしてアイルランド特産のスモークサーモンを毎年日本にお届けし、好評を得ています。そんなニチアイのホームページはこちら

アイリッシュ・ファームハウス・チーズ

アイルランドで是非お試しいただきたいのが、ファームハウスチーズ。もともと農牧の盛んなアイルランドは、乳製品の質には定評があります。大工場で生産されているアイリッシュ・チーズは、国内外で大量消費されていますし、勿論、アイルランド国内のスーパーで廉価で買うことができます。

けれども、ちょっと値は張るけれども、時には、いやお金があれば毎日でも食べてみたいのは、ファームハウス・チーズと呼ばれる、いわば手作りチーズです。酪農農家が自分の所で採れるミルクを使って少量生産しているようなものもあれば、ミルクは近郊の農家から仕入れてチーズ作りに専念している所もあり、また、当初は小規模で始めたけれども人気が出て段々大量生産するようになり、もはや手作りとは言えないかも、という微妙なものもありますが、とにかく思った以上に多くの銘柄があります。種類もかなり多く、アオカビのブルーチーズもあれば、ソフトなカマンベールもあれば、においのかなりきついウォッシュタイプもあり、また牛だけでなく、山羊や羊のミルクを使ったものもあります。

ミリーンズ・チーズ

上の写真は、そんな数あるファームハウス・チーズの中でも、特に個性的な、ミリーンズ・チーズの工場です。工場、という言葉にも違和感を覚えるほどに小さな生産施設です。ウェストコークのベーラ半島の小さな村の、そのまたはずれの人里離れた一軒家が、そこです。知らなければまずたどりつけません。やっとたどりつくと、一見ごく普通の家で、観光客を受け入れる施設など、もとよりありませんし、本当にここが、というような感じですが、別棟の小さな建物から、チーズの香りがしてきます。外から見ると、こんな感じで、この時はたまたま仕事をしている従業員が一人いましたが、いつもフル稼働というわけではありません。

ミリーンズのオーナー、スティール夫妻は、実はダブリン出身のインテリであり、確固たる信念を持って、少量生産を貫いています。ニチアイは以前にビジネスでのおつきあいがあったこともあり、最近もニチアイ・ツアーでこの方面に行った時には、参加者の希望があれば、ちょっと寄ってみています。突然の訪問は迷惑かもしれないとは思うのですが、その代わり、いつもいるという保証はありません。実際、不在だったこともあります。しかし、どなたかがいらっしゃれば、快く迎え入れてくれます。そして、その時には出来立てのチーズを頒けてもらってきます。チーズは生き物で、段々とカビが繁殖してきつい味になるので、出来立てのチーズは案外と薄味。あのミリーンズならではのきついにおいを味わうには、それから半月?1ヶ月ぐらい置いておくといいですし、きついにおいのチーズが苦手な人なら、すぐに食べれば新鮮でまろやかな味を楽しむことができます。

手作りのファームハウス・チーズは、一つ一つ味が違うし、同じチーズでも、種類によってはカビの増殖具合で味がかなり変わるので、その変化と深みにはまると、もうやめられません。アイルランドにはこういったファームハウスチーズがどれぐらいあるのかというと、正確な数はわかりませんが、100近くあるのではないでしょうか。 アイリッシュ・ファームハウス・チーズメーカーズ・アソシエーションという団体があり、そのサイトでは今現在、44のメーカーが紹介されていますが、とにかく手作りチーズを作っている人には個性的な人も多く、こういう団体に入らず独自路線を貫いている人も結構いるようです。例えば、リムリックの土曜日のマーケットに行くとたいがいいる、クレアのバレンにあるキルシャニー・チーズなど、もう多分20年以上、こうして毎週土曜にリムリックのマーケットでチーズを売っていると思いますが、このチーズ屋さんは、昔も今もメンバーリストにありません。そういうメーカーも結構あるので、多分正確な実数はわからないと思います。

入手方法ですが、一部はテスコなどの大手スーパーでも買えます。でもやはりそれは一部であり、テスコに入っているぐらいですから、それなりの生産量がある所です。あとは、専門店やマーケットをこまめに見て回ると、少しずつ入手できると思います。本当に生産量が少ない所だと、小さな国アイルランドの、そのまたごく一部の地域でしか売られていなかったりもします。アイルランドに長年暮らしていても、よほど注意していないと、買うチャンスに恵まれるのは、ごく一部。逆に言えば、そういう発見の楽しみも尽きないと言えます。

鵜飼


テーマ:アイルランド - ジャンル:海外情報

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