アイルランド留学と貿易のニチアイブログ

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2018-10

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二ヶ国語表記

最近、日本に一時帰国して電車に乗ると、駅名標などに、ハングルとか中国語の簡体字が併記されている所が増えてびっくりします。そうでなくても、自国語でもひらがなと漢字の並列表記なのですから、駅名標が賑やかなこと著しく、ここまで必要なのだろうか、という気がしないでもないのですが・・・

アイルランドの場合も、こういった標識類は昔から二ヶ国語表記、但しアイルランドの場合、どちらも「自国語」ということになっています。外国語であるフランス語やドイツ語の表記は、観光地などでたまに見かけるものの、一般的ではありません。

Electric Ireland自国語とはアイルランド語と英語です。建前は、アイルランド語が先で、英語が第二国語です。しかし、その建前はみごとに建前化していて、実際はほぼ100%、英語だけで用が足り、アイルランド語はほとんど使われておらず、ほとんど誰も読まない、というのが、この国の実情です。

しかし、公文書などは二ヶ国語併記が義務付けられているので、例えばスピード違反をして罰金を払えという手紙が来る場合も、その手紙は表裏で違う言語で同じことが書いてあるわけなのです。

ここに示した例は、電気料金の支払い請求書に同封されてきた、なかなか立派な小冊子。その表紙なのですが、上がアイルランド語です。裏表紙を180度ひっくり返すと、下のような英語になっています。本文はフルカラー14ページなのですが、アイルランド語が7ページで英語が7ページ、どちらも同じ写真や図表が使われていて、内容も同一。

こういったもの、英語一ヶ国語だけであっても、ほとんどの人が読まないか、斜め読みだけで、すぐゴミ箱行きでしょう。それを、紙もインクも二倍を消費して二ヶ国語表記の冊子にしなければならないのが、この国なのです。何とももったいないなあと、捨てるたびに、二倍の気持ちを持って感じるのですが、いくら緊縮財政になっても、こればかりは譲れない、国家の沽券に関わる重大事項なのです。

この国には、ほとんど誰も読まず、話さないのに、第一言語とされているアイルランド語が存在します。しかし実際は国民のほぼ100%、英語のネイティヴで、英語を実質第一言語として使っています。英語留学に来る方、その点はご安心を。

鵜飼


テーマ:アイルランド - ジャンル:海外情報

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